2006-08-17
「富久駒(ふくこま)」 特別純米酒
こういうお酒を「掘り出し物」というのでしょう。立ち上がりは結構甘口。しかしすぐに、深く、香ばしい味と香りが口に広がります。力強い風味でありながらもチリチリとした刺激は全くなく、余韻を長く楽しめます。この完成度は「鷹勇」「天狗舞」「るみ子の酒」といった、実力派の蔵のレベル。文句の付けようがありません。こんなお酒が地元、坂井市で造られているとは。同じ蔵の「一筆啓上」「蔵の宿」にはここまでの印象はありません。管理人は、一筆啓上と一緒にこのお酒が並んでいたら、迷わずこちらのお酒を買うでしょう。
しかも、醸造元の久保田酒造(福井県坂井市)は、ここ10年位「一筆啓上」「蔵の宿」といった印象に残るパッケージ・ネーミング・商品展開手法を取っているのですが(※1、※2)、この特別純米酒に限ってはパッケージ、ラベルとも非常に地味極まりない。何故???
そのためか、このお酒、店頭でほとんど見かけません。管理人も地元なのにすっかり見逃してました…
ただ、福井県に存在する唯一の百貨店「福井西武」の日本酒コーナーには、ちゃんとこの酒が並んでいます(「一筆啓上」は見かけなかったような…)。管理人もこの事実が気になり購入に至った、という訳です。そういう目の付け所は百貨店、侮り難いものがあります。
→久保田酒造合資会社(福井県坂井市)
ところでこちらの蔵、
ホームページの商品説明、製作途中で放棄されてます(;´д`)
特別純米酒、ネットで注文できないよ??
※1 久保田酒造(資)の所在地、福井県坂井郡丸岡町(今年3月に合併し、福井県坂井市へ)には「日本一短い母への手紙」等、短い手紙のコンクール「一筆啓上賞」があります。同名の純米吟醸酒が販売され、コンクールにからめた商品展開も行われています。
※2 漫画「蔵の宿」(作:西ゆうじ、画:田名俊信)のモデルになったのはこちらの蔵です。同名の純米吟醸酒が販売されています。なお、久保田酒造さんは旅館はされていません。
2006-08-01
「天狗舞」 山廃仕込純米酒
飲み口が柔かく、品の良い、穏やかな香りと味。とてもバランスの良いお酒。山廃ですが、クセや雑味はあまりなく、良い味のみの抽出に成功してます。味は蔵が主張するほど濃厚ではなく、むしろ普通の速醸もとのお酒に近い印象。山廃系が苦手な人でも躊躇なく飲めるでしょう。漫画「美味しんぼ」で、どうして天狗舞ばかりことさら持ち上げるのか、という人もいるようですが、美味しんぼが持ち上げるのも納得。かなり多数の人が「味のある、旨い日本酒」というイメージを共有できるのではないでしょうか。侮れぬ蔵です。また、福井・石川近辺だと、近所のどの店でも(コンビニですら)見かけるような、どこでも手に入るお酒なのに、この質の高さ、というのも高ポイント。たくさん酒を飲める人ならレギュラー決定といったところでしょう。
→「天狗舞」車多酒造(石川県白山市)のページ
2006-06-06
全国初 山廃×山廃の貴醸酒 福千歳「酒×酒(chou-chou)」
酒を仕込むとき、通常水で仕込む所、水の代わりに酒を使って仕込む。つまり、酒を使って酒を造る、このような造り方の酒を「貴醸酒」といいます。昭和時代に国税局醸造研究所が平安時代の資料を元に開発した製法で、比較的新しい酒の作り方です。非常に味の濃い、甘〜い酒ができます。
山廃仕込が売りの福千歳(田嶋酒造)では、今回この酒を初めて全て山廃で作ってみましたと、こういう訳ですな。
で、味はというと、甘味は強いものの、ただ甘いだけではなく非常に引き締まった良い味になってます。山廃特有の米の旨みや渋みが存分に出ていて、いやはや大人の味ですなあ。箱も瓶もお洒落な感じを演出していて、この蔵らしくない??けれど、酒の感じには割と合ってます。
→「福千歳」田嶋酒造(株)[福井県福井市]のホームページ
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2006-04-15
大七 純米吟醸「皆伝」 理想の日本酒。
最高。水みたいなお酒じゃなくって、お米の味がしっかり、というかこんなに味のあるお酒は初めて。アルコール臭さがほとんどなくて、味はどこまでも柔らかくて、尖ったところがまるでない。そして上質な、気品のある香り。果物や香水のような…と例える他のお酒が安っぽく感じてしまう。こんな日本酒飲んだことない、とついマンガのような感想を漏らしてしまうほどの印象。よく日本酒関係の本やマンガを読みながらいつも頭で描いていた、私の理想のお酒のイメージにぴったり。これが本当の日本酒なら、今まで飲んできた日本酒は何なのか、と思わせるほど。
名古屋市の「ごとう屋」さんにて購入。
→大七酒造(株)のホームページ
2006-02-16
黒龍 大吟醸「石田屋」
黒龍酒造ホームページhttp://www.kokuryu.co.jp/
商品紹介(由紀の酒)http://www.yukinosake.com/02-09-kokuryu.html
トンガったグルメというのは、何もB級グルメばかりを指すのではない。
値段的にA級であろうと、その価値が少しでもありそうだと考えるものには、とりあえず足を突っ込んでみる。
「いい歳になって床柱を背にして料理を食べたことのない人間は、食に対する真剣さが足りないのではないか」…魚が苦手ゆえ、本格的に和食を食べる機会のない私が、魯山人の色々な著作からとりあえず学び取った大意。
食に対する「真剣さ」!…いまだに床柱があるような店にすら行ったこともないが、高いものに対して、高いというだけでアレルギー反応がでることは、不思議となくなった。現在のところ、座右の銘No.2に位置している。(No.1は「上善は水のごとし」。)
さ、言い訳はこの位にして。
つまりその、まあ高いお酒を買っちゃった訳ですハイ。
黒龍「大吟醸 石田屋」
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商品紹介(由紀の酒)http://www.yukinosake.com/02-09-kokuryu.html
トンガったグルメというのは、何もB級グルメばかりを指すのではない。
値段的にA級であろうと、その価値が少しでもありそうだと考えるものには、とりあえず足を突っ込んでみる。
「いい歳になって床柱を背にして料理を食べたことのない人間は、食に対する真剣さが足りないのではないか」…魚が苦手ゆえ、本格的に和食を食べる機会のない私が、魯山人の色々な著作からとりあえず学び取った大意。
食に対する「真剣さ」!…いまだに床柱があるような店にすら行ったこともないが、高いものに対して、高いというだけでアレルギー反応がでることは、不思議となくなった。現在のところ、座右の銘No.2に位置している。(No.1は「上善は水のごとし」。)
さ、言い訳はこの位にして。
つまりその、まあ高いお酒を買っちゃった訳ですハイ。
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