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あの曾我蕭白「雲龍図」(ボストン美術館蔵)が、今東京に来てるんだよね。
 室町時代の奇才、曾我蕭白の代表作と言ったら、この「雲龍図」という人は多いだろう。実物を見ずとも、この絵の尋常でないパワー、普通なら誰も気にしないような部分にやたら力が入っているおかしな趣味、およそ変態でなければなしえない天才的な構図の絶妙さは誰の目にも明らか。水墨画のくせに、しかも襖絵のくせに、とても室町時代に書かれたとは思われない作品。若冲以上に時代の先取り感を感じる。

 この作品、実は現在ボストン美術館の所蔵。普段は日本ではみられない。ぜひ一度実物を見てみたいと思って常々残念に思っていたけれども、こうやって実際に見る機会ができたのは有難い。
 しかも、東京の展覧会のウェブサイトを見ていたら、東京が終わった後、6月23日から名古屋にも巡回してくれるというではないか。管理人は名古屋で見せてもらうつもり。楽しみ楽しみ。

 ※曾我蕭白の「雲龍図」をご存知ない方は、東京国立博物館のその展覧会のウェブサイト「特別展 ボストン美術館 日本美術の至宝」を参照。
 そもそも「奇想の系譜(辻 惟雄著)」という題名からしてそういう本の文庫版の表紙になっている位の絵なので、そういう向きにはおそらく非常に有名な作品。
虹。
虹 人生がこの虹のように一瞬の幻であってほしい、そんな風に思うことが時々ある。

 一方で、人生がこの虹のように一瞬の幻でなくて良かった、そう納得する自分がすぐ隣にいる。


 本当に色々あった2011年。
 皆様にとって、この一年はどんな年でしたか。
エルパのリニューアルで、福井にデカいヴィレッジヴァンガードが出店した件。
 多少今更という感じはあるかもしれない。が、ここのヴィレッジヴァンガード、地方に出ているお店の中でも大きいほうに入るような気がする。金沢のお店(ラブロ片町のほうのお店)に比べれば大きいし。
※(7/14追記)そういえば、金沢は示野のイオンに大きな店舗が出店してましたね。(コメント参照)

 近所でドクターペッパーとルートビアが手に入るようになっただけでも、随分良かったんじゃないか(笑)

 …冗談はさておいて(笑)。
 福井店ならではという特徴も、一応少しは感じるかな。

 他店に比べれば気持ち余裕のある店舗で多少ゆっくり店内をぶらぶらできるってのは、福井ならでは、といえばそうかもしれない。

 他のお店にはウザイくらいについている、おすすめ本の売り文句を書いたキャプションが今のところ一切ない。これは初めてかも。ある意味福井らしいか。
 「文学のコーナーで伊坂幸太郎が前面に展開されてたり、これじゃ普通の本屋じゃね?本に対して愛情薄くね?」→甘い甘い。"見れば分かる"的なナチュラリスト的素朴の表現?いやいや、これは本に対する新手のツンデレ表現かも知らぬ。
 なにしろここは福井ですからのう…。屈折に次ぐ屈折、というのも考えられる土地柄ぢゃ。

 お店に入ってすぐ耳に入ってきたBGMがラッツ&スターの「め組のひと」ってあたり、確実に福井。
 演出があまりにベタすぎるのもいかがなものか、だからといって変に尖ったことすると、只でさえ少ない人口の中お客が集まんねえだろ、という葛藤の中での、おそらく数ある店舗の中でもぎりぎりに世俗寄りのアプローチ。
 単に「会社の規模がデカくなったので品揃えが昔より丸くなった」で済まされない何か、そういうものが多少は感じられる、ような気がする。福井らしいヴィレッジヴァンガードに乾杯。


 お店に入って、「福井らしさ」というものに新たな知見を得た。
 福井という所は、思ったより下町気質な街なんじゃなかろうか、と。
 住んでいる人も、そういう目で見ればそういう気質に見えなくもない。

 下町といっても、昭和30年代、40年代みたいなベタなノスタルジーではなく、1980年代前後のやや新らしめの下町のレトロ感。街の個性は、あくまでも一億総中流に代表される画一的思想の強いフィルターを通した上で現れる。一昔前の「下北系」のようなイメージ?
 下北沢、一度しか行ったことないから分かんないけどね(泣)。

 リニューアルしたエルパは、無印良品もデカいしユニクロも何か無駄にデカい(笑)。新しいお店に飲食店が含まれていないようなのが多少残念だが、休日の暇つぶしはもってこいという所。…しばらくは、エルパ周辺また混雑するのかな。
青井戸茶碗「柴田」 ~江 -姫たちの戦国-展(福井県立美術館)
 あまり表立ってPRされていないようだが、伝世の青井戸茶碗の中でも代表的な、青井戸茶碗「柴田」が、現在福井県立美術館で開催中の「江-姫たちの戦国-」展の展示品の目玉の一つとして、今福井にやってきているのだ。

 世の中に「青井戸好き」という人種がどの位いるかは分からないが、青井戸好きにとっては、この茶碗一つを見にいくためだけに展覧会に行ってもいい位のこと。
 実際、管理人はこの茶碗のためだけに展覧会に行ってきた。

 他の展示品はともかく、「柴田井戸」がやはり素晴らしかったことは確か。行こうかどうか迷う位の人がいたら行ってみたら、というのが管理人の個人的意見。

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名古屋市博物館の特別展「変革のとき 桃山」。楽茶碗のラインナップ、ある意味最強では。
 9月25日(土)、つまり今日から始まっている、名古屋市博物館「変革のとき 桃山」展。
 展示される茶器のラインナップをふと覗いてみたら、長次郎の黒楽茶碗「大黒」、赤楽茶碗「無一物」に、光悦の黒楽茶碗「雨雲」の組み合わせ。長次郎の黒楽・赤楽、光悦の黒楽の中でもとりわけ最重要なものが一同に介している。
 「大黒」「雨雲」はまだ見たことがない。ちょっと遠いがこれは行ってこなければ。ただし「大黒」の展示期間は限定されているので、その点は要注意。

休日、ぶらりと歩く京都。
急に予定が空いた休日。せっかくなので京都へお出かけ。
この日は京阪の出町柳の駅から、歩いて北白川方面へ。

ガケ書房(京都市) 出町柳から40分。「ガケ書房」到着。入るの初めてかも。
 ミニコミ誌「野宿野郎」のバックナンバーが店内に勢揃いしているのが目に入り、ほくそ笑む。
 "始末の料理"という料理本を手に買おうか買うまいかしばし悩む。


けいぶん社 一乗寺店(京都市) そのまま歩いて一乗寺「恵文社」へ。
 一乗寺といえば恵文社というくらいの、管理人も人生に少なからぬ影響を受けた、尊敬してやまない本屋さん。

 「廃墟の写真集」だとか「工場萌え」の写真集だとか、テレビがブームとして取り上げる以前から真っ先に棚に並んでいたと思う。漫画なんかも「デトロイト・メタル・シティ」なんて真っ先に並んでたし。思想面での先見性は今でも変わらず、という感じ。

 美術・芸術・サブカルチャー関連はもちろん、建築関係の本の棚に「つくられた桂離宮神話(講談社文庫)」なんて本がさらっと置いてあったり(京都の本屋さんなのに…)。食べ物関連の棚には「小説家の書いた食べ物エッセイ」が新旧ごちゃまぜに何でも揃ってるよって勢いで置いてあったり。かと思えば、店舗の一角には十年一日のごとくブルトンの詩集がいつまでも同じ所に置いてあったり。懐かしく楽しんだ。


 最後は、一乗寺「天天有」のラーメン。
 うまいんだなこれが。
 実はこれが京都行きの目的だったり。

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