2007-07-08
草喰 なかひがし(日本料理) 京都市左京区
こういう「ちょっとした」良店に予約が殺到してしまう事実を目の当たりにするにつけ、京阪神の方には同情を禁じ得ないが、確かに良心的な、なかなか他ではお目にかかれない素敵なセンスのお店。一部の本で非常に持ち上げられている「おくどさんで炊いた白いごはん」については、丁寧に炊いてあるものの、それほど持ち上げる必要はないと思う。
むしろこのお店は、店名にあるとおり、普段なかなか口にすることのない山野の恵みが色々楽しめる所や、まさしく料理の内容そのままのご主人の人柄が第一の魅力ではないか、と思う。
ちょっと気難しそうに見えるご主人が料理の説明で口を開いた瞬間、ちょっと張り詰めていた店内の空気がいっぺんになごやかに緩んだように感じたのが印象に残っている。ご主人、貴重なパーソナリティーの持ち主とみた。

京都府京都市左京区浄土寺石橋町32-3(銀閣寺の正面の通り)
12:00-13:30 18:00-19:30(※予約必須)
※京都一予約が取りにくいお店との評判は伊達ではなく、毎月1日のみ、その翌月の予約を受け付けるという厳しい制限つき。管理人は6月に行ったのだけど、ということは予約をしたのは5月1日という寸法。朝8時の予約開始と同時に電話してみると案の定話し中。結局10時半になってようやくつながったが、1〜2時間で全ての席が埋まってしまうというわけでもなさそうなので、あとは粘りと運次第。"ゴールデンウィークの真っ最中に暇なやつだのう"という突っ込みは置いといて。
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2007-06-08
懐石 なか尾(石川県加賀市)
まだ心を強く動かされる料理には出会っていないけれど、店内に清冽な空気が流れていて、通えばきっと美味しい目に遭うだろうと期待させてくれる。「金沢満腹大図鑑[金沢倶楽部]」(web版「net magazine ZAZI」でも本と同様に紹介されている)の"凛とした趣"という表現は実に的確と感じる。最近じわりとその存在がクローズアップされてきている"加賀野菜"も積極的に取り入れているようだ。お店の方の対応も丁寧で柔らかく、外から眺めたときの重厚な印象に反してかなり居心地が良い。限られたスペースを迷路のように区切り、部屋によってそれぞれの景色はかなり異なるようだ。窓から見える庭の景色など、よく工夫されている。素敵なお店・空間という印象だ。
懐石 なか尾
石川県加賀市山代温泉桔梗丘4−29
11:30-14:00 17:30-22:00
定休:月曜(祝日は営業)
※休日など、たまに貸し切りの時もあるみたい。
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2007-05-03
瓢亭 別館(日本料理) 京都市南禅寺
※瓢亭別館は2008年1月に店内が椅子席になってリニューアルオープンした模様。弁当のお値段もちょっと上がったみたい。この記事はリニューアル前のもの。(2008/2/6追記)
松花堂弁当(4,620円)
ここしばらく、種々の都合で京都に通うことが多くなりそうだ。お店も結構まわれそう。「福井の人間がこれを食べたらどう感じるか?」というスタンスを心の片隅に忘れないで食べてみたい。
ということで、最初に行ってみたお店は、かの"瓢亭"である。京都というと「一見さんお断り」という旧態依然としたイメージを漠然と持ってしまうが、よく調べてみるとこういう重みのあるお店でもほぼ必ず一般客向けのお手ごろなメニューが用意されていて、誰に対しても門戸が開かれているのはうれしい。弁当で4千円台かよ、という当たり前の突っ込みはさて置いて、お店の看板メニュー"明石の鯛の造り"と、絶妙な火入れ具合の"瓢亭玉子"がどちらも入って手抜きは一切ない。お店の味だけ知るには十分な内容と感じる。
さすがは看板の明石の鯛、福井に住んでると魚の新鮮さにはそれほど感じるものはないのだけど、刺身の切り付けの技術にはやはり見るべきものがある。ヌラっと光った切り口の断面、口に入れると非常にナチュラルな舌触りで、書物で見かけることがある「刺身は切りつけの技術で味が変わる」というのは本当だなあと思った次第。
名物の「瓢亭玉子」も、きちんと火が通っている白身と、黄身のレアさ加減の対比は見事。ただし、今時気鋭のラーメン屋さんで似たようなものが味わえるお店はあると思う。クオリティは確かに気鋭のラーメン屋よりも一枚上手で、箸でつかもうとしたときの「えっ」という柔らかさ加減はあらかじめ知識があっても楽しめる経験だが、わざわざ瓢亭にこの玉子を食べに行くというのは「別にそこまで…」という感じ。焼き魚(おそらく、鱒)の適度にレアな焼き加減は見事でした。
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松花堂弁当(4,620円)ここしばらく、種々の都合で京都に通うことが多くなりそうだ。お店も結構まわれそう。「福井の人間がこれを食べたらどう感じるか?」というスタンスを心の片隅に忘れないで食べてみたい。
ということで、最初に行ってみたお店は、かの"瓢亭"である。京都というと「一見さんお断り」という旧態依然としたイメージを漠然と持ってしまうが、よく調べてみるとこういう重みのあるお店でもほぼ必ず一般客向けのお手ごろなメニューが用意されていて、誰に対しても門戸が開かれているのはうれしい。弁当で4千円台かよ、という当たり前の突っ込みはさて置いて、お店の看板メニュー"明石の鯛の造り"と、絶妙な火入れ具合の"瓢亭玉子"がどちらも入って手抜きは一切ない。お店の味だけ知るには十分な内容と感じる。
さすがは看板の明石の鯛、福井に住んでると魚の新鮮さにはそれほど感じるものはないのだけど、刺身の切り付けの技術にはやはり見るべきものがある。ヌラっと光った切り口の断面、口に入れると非常にナチュラルな舌触りで、書物で見かけることがある「刺身は切りつけの技術で味が変わる」というのは本当だなあと思った次第。
名物の「瓢亭玉子」も、きちんと火が通っている白身と、黄身のレアさ加減の対比は見事。ただし、今時気鋭のラーメン屋さんで似たようなものが味わえるお店はあると思う。クオリティは確かに気鋭のラーメン屋よりも一枚上手で、箸でつかもうとしたときの「えっ」という柔らかさ加減はあらかじめ知識があっても楽しめる経験だが、わざわざ瓢亭にこの玉子を食べに行くというのは「別にそこまで…」という感じ。焼き魚(おそらく、鱒)の適度にレアな焼き加減は見事でした。
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2006-07-31
竹田の油あげ 谷口屋(福井県坂井市)
皮が、パリパリ(!)「揚げたての油揚げ」、こんなふうなのですね。改めて、油揚げも「揚げ物」であることを実感します。自宅でフライパンで焼き直してもここまでのパリパリ感は出ません。店でしか味わえない新鮮な食感、ちょっと癖になるかも。そういえば、豆腐をいろいろアレンジして食べさせる店は誰かが思いつきそうだけど、揚げたての油揚げ(厚揚げ)をその場で食べられるお店って、想像つかない。実際、そういう店はここしかないのではないか。食べてみて、さらに「目からウロコ」といった感じ。
「油揚げ」
って、そのまま出てくるのですよ、厚揚げ1枚が(ハーフサイズもあるのでご心配なく)。豪快に、おろしとネギと醤油をかけて食します。
なお、お店には豆腐のメニューやデザート、豆乳、豆腐ソフトなんてのもありました。油揚げ・豆腐の通常の販売(お持ち帰り)も可能です。しかし家に持って帰っても、家ではあそこまでのパリパリ感の再現は難しそう。
谷口屋(竹田の油あげ)福井県坂井市丸岡町上竹田37-26-1
食事10:00-15:30(油あげ・豆腐の販売は9:00-17:30)
※火曜日は、揚げたてでは出てこないようです(年末年始を除き無休)
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