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個性的な音色-1902年製ブリュートナー・ピアノによるドビュッシー アラン・プラネス(p)
ドビュッシー:ベルガマスク組曲ほか アラン・プラネス(p)ドビュッシー:ベルガマスク組曲、2つのアラベスク、子供の領分、映像第1集、第2集
アラン・プラネス(p、1902年製ブリュートナー)
[harmonia mundi FRANCE HMC 901893]

 ふむ。録音で聴けるこの時代の歴史的なピアノはエラールとかプレイエルとか、フランス物のピアノが多いのだけど、ブリュートナーはライプツィヒのメーカー。木質・アンティーク調のやさしい音色はエラールでもスタインウェイでもこの時代のピアノに共通していますが、エラールのようにカラフルに音色が移ろぐのではなく、高音から低音までモノトーンで統一された、セピア調の渋いイメージ。イメージの通り、ドイツ人がドビュッシーを演奏したらこうなるかなという感じで、逆に新鮮。
 また、高音部に共鳴弦が張ってある独自のシステムは、「月の光」や子供の領分の「雪が踊っている」、映像第1集の「水の反映」など、響きで魅せる曲でその威力を遺憾なく発揮しています。プラネスの演奏は驚きこそないものの安定しており、歴史的楽器を使ったベルガマスク組曲でようやく安心できる演奏が出たという感じです。この時代のピアノは現代のピアノよりも楽器らしい、芸術的な音がするように感じますが、皆様はどうお考えでしょう?


(おまけ)
 この時代のピアノの演奏では、本当はこのCDを是非紹介したいのです。が、ネットでも入手困難なのか、Amazonで法外なプレミアを付けて中古盤を売る輩がいます。こんな傾向は忌み嫌うべきで、それよりCDの再販を促すべきです。なので、エントリ立てずにこっそりと紹介。
ravel-dudley.jpg「Ray Dudley,1878 Erard piano」
ラヴェル:夜のガスパール、ドビュッシー:月の光、花火、ショパン:舟歌、リスト:葬送、メフィスト・ワルツ第1番
レイ・ダドリー(p、1878年製エラール)
[TITANIC Ti-209]

 歴史的楽器によるラヴェル!しかも、楽器が「魂、持っちゃった?」という位不思議な香気を放っています。演奏も楽器につられてか、非常に個性的。第1曲「オンディーヌ」の演奏時間が11分09秒と、通常の倍近い演奏時間になってますが、指揮者で言うならチェリビダッケやクレンペラーの演奏のような感じ。違和感というより、複雑なリズムが絡み合う、ラヴェルの理知的な側面に改めて触れた印象。
 演奏者はもう高齢なのかメカニック的にかなり弱く、演奏は概して遅めで「花火」や「メフィスト・ワルツ」を聞くと「あらら…」といった感じ。しかし、ラヴェルではそのような不満はほとんど感じず、夜のガスパールではお気に入りのCDになっています。
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