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ヴァント/ミュンヘン・フィルのブルックナー第5
ヴァント ブルックナー交響曲第5番ブルックナー:交響曲第5番
ギュンター・ヴァント指揮 ミュンヘン・フィル
[Profil PH06012]

 すご。ベルリンフィル盤よりこちらのほうが数段良い。
 出だしの雰囲気、何か人間を超えた存在(ブルックナーの場合、単純に「自然」と言ってしまってもそう間違いではないと思う)の動き、息吹を感じるような自然な雰囲気作り、いかにも理にかなった表現と納得させられる。それにしても、弦楽セクションのやる気が違う。チェリビダッケがいたころのミュンヘン・フィルが、楽団ごとブルックナー仕様だったことが如実にわかる。
 細部までよく聞こえる、ピントの合った録音なのもうれしい。ベルリン・フィル盤の録音は曖昧模糊として多少ストレスを感じる。
 金管もすごく繊細。あのベルリン・フィルの金管が雑に聞こえてしまう程。弦楽器とのブレンドも良く、全く突出しない。金管アレルギーでブルックナーに挫折した人は、この録音を試してみると良いのでは。終楽章のフーガの綾がストレスなく味わえる。
 ヴァントとミュンヘン・フィルの相性も実に良い。チェリビダッケの演奏ももちろん最上級と思うけれども、ヴァントの指揮ではチェリビダッケには見られない「音の凝縮」した箇所が作られ、非常なカタルシスをもたらしている。終楽章のクライマックス、コラール楽節の神々しさといったら!他のどの演奏、ヴァントの他の録音ですらこんな響きは聞いたことがない。無防備にも思わず感動してしまった。
 しなやかでややエモーショナルな演奏が「ヴァントらしくない」と評する向きもあろうが、この凝縮感はヴァントだからこそ、とやはり思うのだが。
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