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クイケンのドビュッシー(ARCANA)
意外な人の録音ながら、これが意外にいいんですよ。
ソロのパートでも、各演奏者の妙技が存分に堪能できます。

ドビュッシー:室内楽曲集[ARCANA A303]

シギスヴァルト・クイケン(vn,va)、ヴェロニカ・クイケン(vn)、サラ・クイケン(va)、ヴィーラント・クイケン(vc)、バルトルド・クイケン(fl)、ピート・クイケン(p,1894年製エラール)、ソフィー・ハリンク(hp)

 冒頭の弦楽四重奏曲から、全体的な印象は結構やわらかめ。シギスヴァルトのかなり個性的な演奏法は結構バロックとか古典派の演奏そのまま、という感じもするんですけど、大分印象違います。こんな演奏もできるんだー、という感じ。

 特筆すべきは、「フルート・ヴィオラとハープのためのソナタ」。フルート・ヴィオラ・ハープ、全てが「ありえない」領域に達しています。ちょっと懐かしいような、それていて現実世界ではあり得ないような「彼岸の境地」。

 ヴィーラント、シギスヴァルト、バルトルドのいつものクイケン三兄弟に加え、このCDでは彼らの娘・息子も参加。ファミリーでのリラックスした雰囲気が、いい影響を与えているのでしょうね。

 なお、クイケン・ファミリーらしく、弦楽器・フルート・ハープ・ピアノ、すべてピリオド楽器を使用。楽器の良さも生きてます。曲目は次のとおり。

弦楽四重奏曲op.10
フルート独奏のための「シランクス」
チェロ・ソナタ
フルート・ヴィオラとハープのためのソナタ
ヴァイオリン・ソナタ


 弦楽四重奏曲は、柔かい、悪くない演奏。しかし、個人的にはやはりソロ楽器をフィーチャーした各種ソナタのほうが印象に残った感じ。

 バルトルドの「シランクス」、1910年製フルートの渋い音色が、バルトルドのアルカイックな演奏を引き立ててます。相乗効果?

 ヴィーラント、ピート、親子でのチェロ・ソナタ。派手さは皆無。この親子にしてこの演奏、でしょうか。

 フルート・ヴィオラとハープのためのソナタ。このCDの白眉。第1楽章は、心が折れそうになったときによく効きます。

 ヴァイオリン・ソナタ。シギスヴァルトのドビュッシーだなーという感じです。どの時代の曲を弾いても、この人の個性ってよくでるなあと。フルート・ヴィオラとハープのヴィオラ演奏のような神がかり的魅力は感じませんが、シギスヴァルトの魅力は十分に楽しめます。
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