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アルテミス四重奏団 シェーンベルク「浄められた夜(浄夜)」
 浄夜 弦楽六重奏版、久々の名盤。ようやく、ラサール四重奏団の名盤に対抗できる演奏が現れた。

artemis-verk.jpgシェーンベルク:浄められた夜(浄夜)、リヒャルト・シュトラウス:弦楽六重奏曲(歌劇「カプリッチョ」より)、ベルク:ピアノ・ソナタOp.1(編曲:弦楽六重奏による)/アルテミス四重奏団、トーマス・カクシュカ(va)、ヴァレンティン・エルベン(vc)
[VIRGIN CLASSICS 0946 335130 2 0]

 透明感・清潔感のある、かといって音色の艶やかさなど、この曲に必要な質感にも事欠かない、素晴らしい演奏。現代という時代の空気感を捉えているという意味では、今後はラサール四重奏団の往年の名盤より、こちらを推したい。

 時代を反映してか、全体的にヴィブラートが控えめ。このことは、シェーンベルクの演奏にとっては完全にプラスに働く。また、前半に盛り上がる場面が集中するのだが、ヴァイオリンなどかなり勇気をもって大きくポルタメントしているのが大正解(ポルタメントは、控えめながらそこかしこに隠し味として効かせてある)。なんと美しいシェーンベルクか。グールドのような青白い美しさでもなく、カラヤンのようなふくよかさでもなく、血の滴るような、怜悧で妖しい美しさ。

 ゲストの2人がアルバン・ベルク四重奏団のメンバーということからも分かる通り、解釈の基本はラサール四重奏団の延長線上にあるが、時代の流れを踏まえた新たな解釈がしっかりと積み重ねてある。21世紀に至って、歩みは遅いもののシェーンベルクは着実に「クラシック」音楽の仲間入りをしつつあるのが確認できる。アルテミスQ、今後の大注目株である。
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コメント

TB ありがとうございます♪

こんにちは♪  ブログ村で「何てったって室内楽」の TB テーマを設定した KiKi と申します。  今回は3つの TB エントリーをありがとうございました。
さて、シェーンベルクの「浄夜」(弦楽六重奏版)、いいですよね~。  KiKi は管弦楽曲版よりは断然室内楽版の方が好きです。  KiKi の手元にあるのはラサール四重奏団のものと、カルミナ四重奏団のものだけなのですが、アルテミスQは生憎聴いたことがありません。  でも、そんなに素晴らしいんですね!!  これは是非1度聴いてみたいと思います。  今後も色々教えて下さいね♪  まずは御礼のご挨拶でした。

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