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バッハ:カンタータ日記(第1番~第10番)
<進行中>
 ※このページには第1番から第10番までまとめるつもり。
 1曲ずつ徐々にアップしていく予定。


○カンタータ第1番「暁の明星のいと美しきかな」BWV1

 すがすがしく、スッキリとした冒頭合唱。その一方、かなり目のつんだ、丁寧に作り込んだ感のある曲でもある。にもかかわらず、自然な印象で重ったるさがない。作曲者バッハの熟練を感じさせる。
 このすがすがしさは、続くアリア等にも引き継がれる。個人的には2つ目のアリア(テノール)も好み。テノールと伴奏の間の緊密なかけ合いにみられるような、曲自体の丁寧な作り込みが好きだ。
 この先長くなるであろうカンタータ全曲挑戦の1曲目にふさわしい。これをBWV1にチョイスしたヤツは本当にナイスだ。対訳を見ながら聴くとレチタティーヴォの節まわし、伴奏づけとか「やっぱり歌詞にきちんとリンクさせてるんだなぁ」とか改めてハッとさせられることもあった。

<個人的好み度:【5】> 合唱:5 アリア:4 器楽:5
 一曲目から満点でいいのか…。ただ、これまでカンタータ名曲集といったアルバムでよく耳にする機会のあった有名なカンタータに比べてもかなり楽しめた感があって、最終的には満点のままで後日修正することにはならないだろう、という気がする。(2009.8.10)



○カンタータ第2番「ああ神よ、天よりみそなわし」BWV2

 全曲通して不安を煽る面白い出来ながら、冒頭の合唱はボーイソプラノの発音が明瞭でなく、いまいち曲の妙味が楽しめない。
 3曲目のアルトのアリアは佳品。やはり、不安げでちょっとひねくれた面白い作り。ヴァイオリンのオブリガート旋律の面白いリズム処理が耳に残る。

<個人的好み度:【4】> 合唱:3 アリア:4 器楽:3
 パートごとに注目すると格別に優れたという感じでもないが、トータルバランス的には良作。最後まで厭世的な雰囲気のまま終わるのが珍しい?(2009.9.1)


○カンタータ第3番「ああ神よ、いかに多き胸の悩み」BWV3
 冒頭合唱から続く微妙に不安げなヌルーい悩ましさ加減は、いかにも生活のリアルな悩み。タイトル通り、歌詞どおり。2曲目、合唱が歌う歌詞の間にレチタティーヴォの男女が微妙に関連したつぶやきを放つ2重構造の魅力を、歌詞をみながら聴くとまざまざと認識できる。アリアは低調か。3曲目のバスのアリアの微妙に哀れな感じに多少魅力を感じないでもないが…

<個人的好み度:【2】> 合唱:3 アリア:2  器楽:2
純真で前向きでワンパターンなキリスト賛美一辺倒の歌詞に、多少引くところもあり…。(2010.5.19)
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