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東大寺「お水取り」に行ってきた。[その2]
 …さて、前の記事から引き続き、東大寺のお水取りの話。今回は、行事名にもなっている、実際の「お水取り」の儀式を見に行ったという話。

 …やっぱり「お水取りを見に行ってきた」というからにはね。実際のお水取りの儀式を見ないで、お松明の火の粉だけかぶってきて「いってきました~」ってのも、何だしね。

 てな訳で、行ってきましたよ。

 「お水取り」の儀式は、3月12日の深夜25時30分(午前1時30分)から。近辺の24時間営業の100円パーキングを使えば、深夜でも駐車場には困らない。

 …午前0時30分頃の東大寺着でござる。


 二月堂着。お水取りの一行の通り道となるお堂まで登る石段には竹垣が施され、立ち入りができなくなっている。

 周辺では、カメラと脚立を持ったいい年の男性がズラリと場所取りをしている。いい趣味ですわこと。三脚・フラッシュ使用禁止というのを警備員が徹底的にマークしており、使おうと準備している方にはすぐに注意が飛ぶし、実際にフラッシュを使った輩は、複数の警備員から恫喝まがいの非難を浴びていた。

 あの警戒心の強さはどうだろうかとも思うが、他の見物人にとってはフラッシュは邪魔このうえないのでこれ位でも別に良いかなとは思う。単に見るだけであれば、1時間前位なら余裕で最前列が確保できる。


 お水取りの舞台となる、二月堂ふもとの「若狭井」。この中に井戸があり、若狭から送られたお水(御香水)が湧き出してくるのだそうである。

 若狭井の屋根には、鳥の「鵜」の形をした飾りが付いている。福井の「お水送り」でお水を送る舞台となる所も「鵜の瀬」と言うが、色々関連がありそうだ。


 開始前の1コマ。テントの中では雅楽の演奏の準備が行われている。

 周りにいらっしゃる神主や山伏のような格好の方といい、お寺の中なのに神式の儀式という感じを受ける。そういえばお水取りの儀式は「お水取りの神事」と呼ばれていたっけか。

 福井の「お水送り」が行われるお寺も「神宮寺」という神宮なのかお寺なのかよく分からないお寺なんだが、1200年以上前の、お水取りの儀式が始まった頃のやおよろずの神や山岳信仰と結びついた初期の日本仏教の姿を思い起こさせる所。


 時間は1時45分頃だったか。辺りが真っ暗になり、雅楽の演奏が始まる。二月堂から若狭井に向かい、たいまつを持った一行が降りていく。このあたりが見物客にとっての見所か。

 集団はいくつかに分かれて順に降りていく…

 一行はふもとの若狭井に入り、井戸から「御香水」を汲み取る。「お水取り」の儀式の儀式上のハイライト。

 ただし、お水を取る所は秘事中の秘事扱いで、若狭井の建物の中で行われるのでギャラリーにも中の様子は分からない。その上、若狭井の手前で一行が持っているたいまつが一斉に消され、儀式は真っ暗な中で執り行われるため、若狭井周辺の様子も肉眼で何とか見るのがやっとという状態。若狭井周辺はカメラを持った人が場所取りしておらず不思議に思っていたが、なるほど納得といったところ。

 写真は、持ってきた桶に水を汲んで出てきたところを撮ったものだが、管理人のカメラではせいぜいこれ位がやっと。辺りでは法螺貝が吹き鳴らされている。

 お水を満々と湛えた桶を担ぎ、一行が二月堂に登ってゆく…

 これが3回繰り返され、お水取りの儀式は終了となる。全行程で40分~1時間弱といったところか。


 その後は二月堂に入り、有名な「韃靼の行法」を見る。

 西局はすでに先客で足の踏み場がなくなる位ギュウギュウに混んでいたが、お水取りが完全に終了する前に早めに二月堂のほうに移動したおかげで、ギリギリで中に入ることができた。

 韃靼の行法は全体で2時間位。このうち大部分は中の様子は見えないままお経を聞いている時間が長くて、実際に見て楽しめるシーンは最後に10分位しかなかったように思うが、仮面をかぶって国宝の中で大きなたいまつを引きずって走り回ったり振り回したり、豪快な行事ではあった。

 かつて、突然頭の中にモオツアルトのシンホニイが流れてきたとかのたまわれた、"花の美しさというものはない"某御仁は「韃靼はバッハだ」とか何とか言ったとか言わないとか。残念ながら、バッハ好きの管理人にはそのような感覚は正直サッパリ分からぬ。


 本日の行法、全て終了。坊さんがたいまつを持って帰っていく…。

 時間は午前4時過ぎ。ある意味気持ちよい朝ではある。夜はまだ明けていないけれど。

 二月堂隣りにある休憩所はこの日に限ってはこの時間まで空いていて、暖かいうどんを販売している(1杯500円)。長時間寒さにさらされ体が冷えた所でのあったかいうどんは腹にしみる。てなわけで、この日帰路についたのは朝の4時30分。おだいじに…


 休憩所に飾ってあった、本日汲んだばかりの「御香水」。


東大寺「お水取り」に行ってきた。(その1)

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