スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
”ゲンゲ(水魚)”を食べてみた。
水魚(ノロゲンゲ) 今回は、ゼラチン質の体が珍しい深海魚「ゲンゲ」。
 「美味しんぼ」か何かで見た、という人も結構いるんじゃない?

 ゲンゲもカンテンゲンゲとかタナカゲンゲとか色々な種類がいるらしいけれど、福井のほうで取れるのは「ノロゲンゲ」という種類。この辺りではゲンゲというより「みずべこ」と呼んだほうが比較的通じやすい。スーパーのラベルにも「水魚(みずべこ)」って書いてあるし。

 このお魚、近所のスーパーでも時々見かけるんだけど、とっても印象深いんだ~。

 何故かというと、極端な安値で並んでいるにも関わらず、誰一人としてこのお魚に興味を示している様子を見かけたことがないから。何ていうのか、ここのお魚の部分だけ不思議なくらい皆が視線を外し、決まってまるで見えないふりでもしているかのような行動をとる。…仕方ないねえ、一般の口に入るようになったのは割と最近の事らしいしねぇ。

「げげーん!」じゃなくてゲンゲです… しかし、それもむべなるかな。うまく言えないけれど、何となく非常にアレな感じがするでしょう、本能的に「ヤバっ」ていうアレな感じが。大きさも結構あるしなー。買うのにはかなり勇気がいる。

 これは最初から頭とワタが取ってあったけれど、店頭では頭がついている場合も多くて、頭がついたそのままの姿は、つぶらで真摯な瞳が何だか素敵な感じでねぇ(苦笑い)。

 というわけで、実際に購入してみるのは管理人も初めてのこと。今回買ったのは金沢産だったけれど、福井産も結構見かけます。大体決まって1パック198円。これもそうだった。

※ゲンゲの詳しい解説や全身像を見たい方は、おっかなびっくりこちらをのぞいてみること。
 うっかりのそいて「げげーん!」となってもしりません…
 →「水魚(みずうお・みずべこ)」[2007.11.5 福井中央魚市株式会社のブログ]
 →「水魚(みずべこ)」[2008.11.17 福井中央魚市株式会社のブログ]

 表面を触った感じは魚というより「イカ…?」という感じ。案外ぬめぬめしていないし、買う前はかなり生臭いのではという先入観があったが、生臭さはあまりない。いざ料理しようと心さえ決まれば、案外普通に扱える魚だ。

 …買ったからにはちゃんと料理して食べてみましたよ。こんな時代だからこそ、リーズナブルな食材の可能性を追求すべきってもんだろう?


ゲンゲ(みずべこ)のお吸い物風 さっきの福井中央魚市のブログにもスーパーのパックにも「吸い物」と書いてあったので、ぶつ切りにして吸い物風にしてみた。

 念のためショウガ+日本酒の二重の包囲網で臭み対策を取ったためか、生臭さはあまりなかった。ただし、後口にイカのような海のもの特有の風味がわずかにある。

 外側はほうぼうでゼラチンとかコラーゲンと書いてあるとおり、プルプルした層が身を覆っている。そして中心部は白身と、くっきり層に分かれている。ゲンゲはこうみえてスズキ目のお魚なので、スズキやブラックバスと同様、白身の部分は上品でいい味だ。

 ゼラチンの層のほうは牛肉や鶏肉のそれとはちょっと食感が違い、ちょっと葛や寒天に近いような粘り気の少ないさらっとした感じ。

 ダシのほうはちょっと控えめだが上品といえば上品、野趣味があるといえばある、という感じ。具体的に言えば、スズキのような白身魚のダシとイカのダシを2で割って、それをさらに薄めたような感じ。最初は白身のダシで後口はイカっぽい感じだ。

ゲンゲと下仁田ネギを煮込む …とはいえ、このゲンゲだけのお吸い物、管理人には一味足りなかった。
 先日購入した下仁田ネギを投入し、さらに煮込むことに。

ゲンゲと下仁田ネギの煮物 うん、こっちのほうが格段に美味いや。さっき食べてて不快だった骨の部分も、ネギを食べる合間のいいアクセントになっている。ネギがトロトロ感の後に、ゲンゲのゼラチンのクニャ→白身のホロホロ→骨の硬いアクセントと続き、リズム的に面白い。魚のダシの風味も、ネギのおかげでより引き立って感じられる。

 分かった。つまりこのお魚、こういうふうに色々具を入れて、その中の具の一つにするのに向いている。自分が主役になるのではなく、周りのものを引き立たせてくれる食材、という訳だ。吸い物の他には「鍋物向け」なんてよく書いてあるのもなるほどなあなんて思ったところ。


※注意点だが、このゲンゲ、魚なんだから当たり前だが中に骨がある。小骨ではなく、結構太めの肋骨が背骨から伸びている。”骨は柔らかいので食べられる”と書いてあるのをどこかのサイトで見たが、極端に柔らかいものでもないと思う。「根性があれば何とか食べられる」レベル。このため、ぶつ切りのような骨が付いたままのものは、お年寄りや子供がいる場合は避けたほうが良い。

 骨はビニールを噛んでいるような食感で、食感もよろしくない。中で幅1cm位の切った比較的小さいものは、骨が気にならずに食べられた。ぶつ切りにするときは、大きくても幅1cmを超えない位細かく切るのがポイントとみた。

 ただ、かなり大雑把な骨格をしていて小骨は逆に見当たらず、火が通れば身から骨が格段にはがれやすくなる。もしかするとちょっと火を通せば骨は簡単に外せそうな気もするが…。いっぺんに背骨と肋骨がグイッと引き出せるといいのにな。そういう技術を知っている人、いらっしゃいませんかね…。こんなグニャグニャした魚を3枚におろすのは管理人には無理です…。

関連記事
                

トラックバック ※ブログ管理人から承認されるまでトラックバックは反映されません

http://suralin.blog48.fc2.com/tb.php/323-c1ab0350

コメント

ゲンゲは富山に住んでいた時、結構普通に食べる機会が多かったですね。
吸い物には上品な良い出汁が出るので好きでしたよ~

あと唐揚げにすると、小さいのだったら骨まで食べることができるので
あれも美味しかったな~

>あぶらがに 様
 たしかにあの白身ならから揚げはかなり美味いでしょうね。ゼラチンの部分がどうなるか興味があります。想像がつかないのもちょっと楽しみですね。

コメントの投稿

管理者にのみコメントを公開する

おうちでごはん ~加賀レンコンと大豆の煮物(ちょっと洋風) | BLOG TOP | 下仁田ねぎ ~煮込むと甘くてトロットロの太いネギ。


QRコード
 このブログのQRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。