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蕎麦処 おおくぼ(福井市)
蕎麦処 おおくぼ(福井県福井市) あまり表立って言う人はいないが「ひょっとすると、全国でも最高度に美味い蕎麦を提供してるのではないか?」というのが管理人の現時点での率直な感想である。

 このお店のお蕎麦は、言葉で四の五の説明するよりも実際に見てもらうほうがずっと分かりやすいんではないかと常々思っていた。
 いつも知り合いに言葉で説明しようとすると、「福井のそば屋さんなのに、細麺だし、おろしそばでもないし、なーんか珍しいんじゃない?」とか「元NHKのアナウンサーが半分道楽でやってんだー、へー珍しい」位の感想しか引き出せていないような気がするのだ。しかしこの店、そんなにヤワな店ではない。

 管理人は蕎麦好きが高じて東京はもちろん、色々な地方の蕎麦屋を結構食べ歩いてみた(一応文末に例示しとく)。色々行ってみるが、その上で、毎回同じ結論になってしまうのだ。「やっぱおおくぼの蕎麦ってすげえなあ」と。

 店主がやや難しそうな人なので写真を撮るのも今まで気が引けていたが、断りを入れたらすんなり撮影できた。百聞は一見に如かず。

「せいろ」
せいろ 極細、限りなく細い麺。細いがコシはかなり強い。しかも、小麦粉でつないだのでは絶対に出せない、純粋なそば粉が醸し出す独特のコシ。そして溢れるお蕎麦の香り。新鮮なおそばの最高の状態を示す、ややウグイス色がかった微妙な色彩、うまく撮れてるかしら?世の中には二八そばが最高って人がいるらしいが、こういう蕎麦のポテンシャルを十二分に引き出したお蕎麦を一度食べると、意識が180度変わってしまうのではないか。

「しらゆき」
しらゆき こちらはいわゆる「更科そば」。せいろより一層細い。透明感を湛えた宝石のような微妙な色彩がうまく撮れたかも。素人には香りも風味も感じられないくらい僅かな風味。しかし、この僅かな風味は不純物を取り除いた、蕎麦が蕎麦たる要素の「核心」でもある。自分も最初に食べたときの印象はそれほどでもなかったが、モチモチ感のすくないさらりとした食感の印象とともに、ふとした瞬間に突然食べたくてたまらなくなるような、実は恐ろしく引きの強い食物であることによくよく後になって気付かされる。

※盛ってある量がやたら多いが、これは「私(管理人)仕様」の模様。人となりを見られているようだ。一般の人への盛りもかなり多めなのは確か。マナー的には「こんなに沢山盛るのは無粋もいいところだ、お蕎麦が可哀想だ」と怒る輩もいらっしゃるそうだが、個人的には薮蕎麦や竹やぶのようなやたら少ない盛りのほうがおかしい、と正直に考えられる方のほうがより洗練の度合いが高いのではなかろうかと思うんだがどうだろうか。

福井県福井市西谷町22-11(地図
営業時間 11:00~20:00 定休:火(定休日が祝日の場合は営業)
※割と近所にある「大久保茶屋」とは別のお店。


つゆ、薬味
しらゆきとつゆ・薬味 つゆは江戸前の非常に濃いもので、量はごく僅か。しかし、一度そのまま口をつけて見ると分かるが、濃いけど、素でちゃんと飲めます。化調など使うと出てくる一種の荒さが一切なく、すごく深い味。あんたどこで修行したのか、と常々気になっていたが、どうやら一茶庵系のお店で修行された模様。そういえば一茶庵の更科そばも「しらゆき」って呼んでたな。
 薬味は一応ついてくるが、わさびやネギなどちょっとでもそばつゆに入れようものならこういう白いお蕎麦の風味は一瞬で消し飛んでしまうので、よく考えて使ったほうが良い(私は薬味は使わないが、そこはやはり人の好き好きか)。

 という感じだ。日本蕎麦のすべての美点が詰まっており、美味いという言葉しかでない。知り合いを連れて行ったところ、凡百の蕎麦店と「次元が違う」との評価を得たが、まさにその通り。

 惜しむらくというか元アナという性格上しょうがないというか、店主が客に積極的に話かけてくる上話が結構長いので、ちょっと店に寄って蕎麦だけ食べて、はいご馳走さんという具合にすぐ出て行くというような雰囲気ではない(つまり、ゆっくりくつろいで話をする時間的余裕がないと入りづらい)ので、入るときにはそれ相応の心の準備が必要な気がしてしまい、意外と通えていないのが気になるところ。ま、店主も商売が目的で蕎麦屋やってる訳でもなさそうだし、その辺はそんなもんなのかな、と。そういうこともあって、お店は意外とすいてるときが多くて結構入り易かったりする。

 しかし、こんな店に行列ができない福井県民の県民性って、地元ながらやはり不可解。こういうトンガった店に客が入らず、店を潰してしまうという現状が仮に福井であるのならば、それは福井県民の名折れ以外の何者でもないと私は思うのだが。

「しらゆき」の細さを箸と比較しました。
「しらゆき」の細さを箸と比較しました。


※過去に行ってみたお店いろいろ
・薮御三家(並木、池之端…話のタネにと一応"かんだ"も2~3回足を運びました)
・「薮蕎麦宮本」(静岡県島田市)
・「総本家 更科堀井」(近くですから、永坂更科ってお店のほうもいただきましたよ)
・「布恒更科」(東京・南大井)
・虎ノ門、室町、南千住、巴町の砂場(虎ノ門は文句なく旨い)
・「一茶庵」本店(栃木県足利市)
・「九段一茶庵」(東京・九段)
・「松翁」(東京・神田)
・「おお西」(長野県上田市)
・「桐屋」(福島県会津若松市)
・「なにわ翁」(大阪市)
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コメント

極上

とつても よく 大久保をわかりやすくコメントしていただいて うれしく思います。
すこし 偏向してるって 気もしますが  (●^.^●))) プププ!
日本一に  蕎麦の好きな わがままおやじが作る  たぶん 類を見ない  これこそ  蕎麦です。
蕎麦 出汁 蕎麦湯・・そのすべてが 調和した  ここは たぶん 日本一なんだろうと 思いますよ  
ありがとうございます。

ぜひ  食べてくださいね

  浅草の  大黒屋  
  長浦  この二つは  蕎麦コメされるなら  絶対  食べてみてくださいね  是非  コメント聞かせていただきたいと思います

>ひろ 様 色々コメントありがとうございます。

浅草ですか。しばらく東京に行く予定はないですが、機会があったら行ってみますね。

ここの蕎麦にはまいりました。おそらく日本一、他のどこに行っても満足できなくなります。
利賀村の蕎麦の郷、あれはいったい何ですか?おおくぼのしらゆきは最高の絶品!

akihiro 様
おいしいですよねー、しらゆき。
最近しばらく行ってないですが、行けるうちにできるだけ行っときたいですね。

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