スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
ピリオド楽器によるブラームス:ピアノソナタ第2番 他/MD+G
・ブラームス:ピアノ・ソナタ第2番 op.2、シューマンの主題による変奏曲 op.9、4つのバラード op.10(Early Piano Works Vol.1)
ハーディ・リットナー(p、1851年製J.B.シュトライヒャー)
[MD+G MDG604 1494-2]
 やはり、ブラームスのピアノ曲はピリオド楽器に非常に向いている。ピリオド楽器で聴くと、魅力が大いに増幅するように感じる。同時代のピアノで聞くブラームスは柔らかい、ふくよかな響きに満ちていて、一般的なブラームスのイメージとは異なり、青春のはかないロマンのような華を遠慮なく感じさせる。華はあっても必要以上に盛り上がらず一歩引いた、大人びた感じなのがブラームスらしいけれど。聞いていてほんのりロマンチック、文字通り、真っ向から叙情的なのである。

 シュトライヒャーのピアノはああウィーンっぽいなぁとヨーロッパに行ったことがない管理人にも感じさせる位、甘くて柔らかい音色。その一方、意外と響きが行儀よく収まるというか、ほんのり粒ぞろいな、ソリッドな音色の楽器だという印象もあるところがこのブラームスの演奏にはぴったりな感じ。


 ソナタと併録された「4つのバラード」はアファナシエフの録音があって、あの演奏を聴いた耳では正直物足りなさを感じないわけではないんだけど、どっちかっていうと今回のピリオド楽器演奏のほうがブラームスらしく聞こえたりするんだよねぇ…。まあ、アファナシエフの録音はブラームス作品の演奏というよりアファナシエフの独自作品なんだなあ…なんてことを逆に思ったりもして。そういう意味でも演奏という行為について改めて考えさえられたりもしたり。

 これまで、ピアノ五重奏曲やピアノ四重奏曲はピリオド楽器のCDがリリースされていたけれど、ピアノ・ソナタのようなピアノ独奏の作品が本格的にリリースされたのは、しかも「初期ピアノ作品集」とはいえ、まとまった形でリリースされるというのは、少なくとも管理人は初めて知るところ。続編も大いに期待したいところ。
関連記事
                

トラックバック ※ブログ管理人から承認されるまでトラックバックは反映されません

http://suralin.blog48.fc2.com/tb.php/289-481c25c6

コメント

コメントの投稿

管理者にのみコメントを公開する

秋の紅葉めぐり -京都市内の紅葉、今まさに見頃です。 | BLOG TOP | おうちでごはん ~本しめじの炊き込みご飯。


QRコード
 このブログのQRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。