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国宝 青磁鳳凰耳花生 銘「万声」 ~和泉市久保惣記念美術館(2008.4)
和泉市久保惣記念美術館  「特別陳列 美との出会い 久保惣コレクションの名品」 (2008.4.8-2008.5.25)

 青磁鳳凰耳花生(花入)、”万声”。
 名前は聞いたことがあったけれど、実物は関西のほうにあるんだねー。

 ここは大阪府和泉市、和泉市久保惣記念美術館。他の国宝の例にもれず、この「万声」も常設展示はされておらず、特別展で年1~2回位展示されるだけのようだ。

 美術館は、大阪市からだと難波か新今宮の駅から南海電車に30分くらい揺られて、泉北高速鉄道和泉中央駅で下車。駅からバスに乗ると10分位らしいが、何となく歩いて行ってみたら案外遠い道のり…歩きだと25分くらい。いい加減疲れた位でようやく美術館に着いたー!と思ったら「入口まであと200m」の看板、ぐへぇ…。入口はぐるーっと大回りした先でした…っと。

 美術館に入ってみると、最初の陳列室には何だか随分さびの目立つ銅器がズラーっと並んでいる。何か初っ端から渋々な品物を置いてるなぁと説明書きをよくみると、なに…商(昔の教科書では「殷」)の青銅器~???しかもこんなにたくさん…ここ、いまは公立の美術館だけど、元々は個人のコレクション、だよね…

 同じく「白玉 獣面文そう」という幾何学的なデザインが非常に目を引く器の、紀元前20世紀だか20何世紀だかといった推定年代にもかなりビビる。そりゃあ東京国立博物館なら紀元前何十世紀っていうものもみるけれど、こういうレベルのものがかつて個人のコレクションだったとは何てこったい。こりゃあえらいコレクションだわねえ。渋すぎて見る人を選びまくるコレクションではあるけれど。


  ~ 中略 ~

 …さて、その後30分位で、美術館の奥のほうの展示室、お目当ての「万声」のところに到着。
 この美術館、建物のつくりやお庭や部屋の配置はかなり凝っているが、無闇にだだっ広いわけでもない。陳列点数は少数精鋭という感じだ。

 万声に関しては、これまで写真も何も見たことがなかったので、見るのは今回が始めて。まじまじと見る。…ふーん。中国製と聞いてもっと厳しい造形の器を想像していたけれど、2月にみた国宝の青磁下蕪花生と同じく、ぱっと見はどちらかというとふくよかな印象。特に胴体のふくらみ方など、むしろ健康的な感じを覚える。
 鳳凰をかたどった耳のつくりもやはり厳しさとは違うような気がするが、こちらは健康的というより何だか繊細な、そしてなまめかしい感じがする造形で、他で過去にみた鳳凰耳花生とかなり印象が異なる。器の色は、抜けるように明るい青白磁のような水色。こういう要素があいまって、健康的な艶やかさ(?)のような独特の柔らかさが感じられて興味深かった。そういう意味では一度実際に見てみた価値はあったかな。

 万声は、今度は2009年2月から3月に公開されるみたい(常設展"茶器を楽しむ")。福井からだと大阪市からさらに遠くになるし、余程興味がある人以外はつらいかな…。それでも行ってみようとか画策する方は、他の予定とかも考えたうえで参考にしてもらえれば。
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