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織田有楽斎の国宝茶室「如庵」、年2回の特別公開。
如庵(愛知県犬山市) 古くから現存する茶室のうち、現在国宝に指定されているのは3ヶ所のみ。
 京都の妙喜庵待庵、犬山の如庵、そして京都、大徳寺龍光院の密庵(みったん)。合わせて「三名席」と呼ばれているようだ。

 3つのうち、拝観できるのは待庵と如庵の2つ。密庵は基本的に非公開の模様。
 このうち、待庵は完全予約制のうえ、にじり口に竹の柵がしてあり、そこから内部を眺めるだけ。
 なのに対し、如庵は年中無休予約なしで見られるうえ、春と秋の数日間の特別公開の期間には茶室内部にまで入ることができる。
 
 そうと聞いたら行かずにはいられない…かどうかは知らんが、とりあえずその気になったので、昨年秋、名古屋駅から名鉄にゆられて30分、愛知県は犬山市、織田有楽斎の国宝茶室「如庵」の特別公開に行ってみた。
 茶室の中にもちゃんと入ってきたよ!

 ちなみに、如庵に入れる特別公開の日は入場料が1,900円(別室で飲める抹茶代含む)。結構いいお値段なので注意。そのせいもあるのか、ぎゅうぎゅうに込んで行列になるようなことはなく、スムーズに内部を拝観できた。

 春の特別公開ももう間近、今年は4月11日(金)~4月14日(月)とのこと。(名鉄犬山ホテル(有楽苑)の料金案内のページ参照)


 如庵、本などで見た限りではもっと軽薄な印象の茶室と思っていたが、実際に中に入ってみると、以外と風格のある茶室という第一印象だった。有名な暦張りの壁の暦部分はさすがにガラスでカバーされているものの、積み重ねられた年輪が発する例の重々しい風格が壁や柱からじかに伝わってくる。 

 ここでタイミング良く、窓に日が差した。比較的多く取られた窓から漏れる日が室内に落ちるその光景。光と影のコントラストがとても印象的で、待庵には見られない華やかなものを感じた。
 広さも一応こぢんまりしているものの、待庵ほど切りつめた印象はない。

 ここも内部は撮影禁止なのが惜しい。如庵も待庵もそうだが、外から見る印象と中の印象は全くといっていいほど一致しない。待庵も、外壁や屋根部分は何回か作り直しを行っていると聞く。これらの茶室が国宝なのは、中身(内装)が手つかず、というところが大きいらしい。茶室の場合、お寺などの建造物よりこれが極端に出るみたい。

 如庵の内部の画像は、名鉄犬山ホテル(有楽苑)のホームページで確認することができる。本物はこのページで見るより重くて落ち着いた質感を感じさせる印象。

jyoan02-inuyamajo.jpg せっかくの犬山市、犬山城へは如庵から歩いていける距離ということもあり、ついでに登ってきた。
 日本最古の天守閣が「ついで」かといわれても、本人がついでというからにはついでなんである。

 えらい急な階段と、すぐ近くにあるにも関わらずなぜか天守閣から如庵が木々に隠れて見えないのが印象に残った。

徳川美術館(名古屋市) この日は、名古屋に戻ってから「徳川美術館」も見学。入館料が1,200円(庭園の入場も含めると1,350円)というのにやや理不尽さを覚えつつも、名物「包丁正宗」などの名刀や「茜屋肩衝」などの茶器も色々見られたし、一応まずまず。

 戦災で焼失した名古屋城の「猿面茶室」を復元した部屋が館内にあって、ボランティアの解説の方が日本三名席を「待庵」「如庵」「猿面茶室」と解説していたのが記憶に残る。では大徳寺の「蜜庵」は戦後に三名席に列せられたということか。それとも三名席の数え方が当時からいろいろあっただけなのか。出典・歴史的経緯など詳しく知りたいところ。


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