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モーツァルトイヤー、個人的拾いものCD。って今更かい。
 CDというのは生産にちょっと時間がかかるもので、「作曲家生誕○○年!」なんて年があるとコンサートや録音が記念の年に沢山行われ、CDのリリースはたいがいその翌年にずれ込むという寸法。

 2006年のモーツァルト生誕250年も同じもくろみで、本腰をいれてCDを物色してみたのはのは2007年に入ってから。おかげで話題が一年遅れ。やむを得ぬ。

「モーツァルト・イン・ジャズ」
原曲:トルコ行進曲、交響曲第40番(1st.mov)、アイネ・クライネ・ナハトムジーク(1st.&2nd.mov)など
レイ・ケネディ・トリオ
[SWING BROS(国内盤) CMSB-28007]

 モーツァルトとジャズの相性がバッハのジャズアレンジなんて目じゃない位に最高だということを実際に音で証明してくれた、おそらく記念碑的なCD。


モーツァルト:交響曲第40番 ト短調、セレナータ・ノットゥルナ ニ長調
エンリコ・オノフリ指揮、デイヴィーノ・ソスピーロ [HARBOR RECORDS]

 ここまでアーノンクールのフォロワーっぽい演奏は初めてか。細部まで丹念・濃密に作り込まれた、家でじっくり聴ける40番。


モーツァルト:鍵盤作品全集vol.2
ピアノ・ソナタ ニ長調(第17番) KV576、ニ長調(第12番) KV332、変ロ長調(第16番) KV570、ほか小品、初期のソナタなど
ジークベルト・ランペ(cemb、クラヴィコード、fp) [MD+G]

 繰り返し部分での派手で執拗な装飾と、楽器へのマニアックなこだわり。アヤしい雰囲気をひたすら撒き散らすピアノソナタ。


[1枚目について]
 金沢の「クラシック・ヤマチク」の視聴コーナーで耳にし、「これは…」と感じたもの。同じグループが続編でバッハ物とか他のバロック物とかをアレンジしているが、続編は特段大した印象はない。ライナーノートにも書いてあるが、原曲のメロディーはほぼそのままに、品の良い・カッコ良い軽めのくずし方でアルバムを通したのが功を奏した印象。

 「クラシック好きには、マイルスみたいなジャズの本当の味なんて分かんねえだろ」って?…すんまへんなあ。自分みたいなのはドラムスがきちんと曲を通してリズムを刻んでる古風なパターンが好みでねえ。マックス・ローチの陰影のあるシンバルやブラシワークとか、「セロニアス・ヒムセルフ」でのセロニアス・モンクの暗さを帯びた諦念とか、ああいうのが好みで。その程度と言えば確かにその通り。…ただ、個人的に「イイ」と心で感じたのも確か。いいですよ。


[2枚目について]
 イル・ジャルディーノ・アルモニコでやたら奔放な演奏をしたソロヴァイオリン奏者、エンリコ・オノフリ。ここまでアーノンクールっぽい語法が身についているか。メリハリは強いけれど、全体的にはやっぱりかなり知性的な演奏。小賢しいという人もいるかも知らんが、じっくり聴くにはこういう風に楽譜を何度も見直して綿密な計画の下に細部を超琢した演奏も良い。緩徐楽章もちゃんと面白い。

 40番でこういうアーノンクール風の演奏をピリオド楽器で聴くのは初めてだが、個人的にはこういう演奏はモダン楽器のオーケストラよりピリオド楽器オーケストラのほうが耳に馴染むような気がする。40番に比べてセレナータ・ノットゥルナは、演奏技術は高いけれど40番に比べると超琢した感じがやや弱まる。40番の解釈に精力を使い尽くしたか。


[3枚目について]
 おかしいおかしいという雰囲気は、演奏者や曲目やCD店のセールス文句で購入前から分かっていたものの、やはり実際に耳にするとかなり変わった演奏。チェンバロはもちろん、クラヴィコードでもフォルテピアノでも提示部の繰り返しでは派手で多彩な装飾音がごてーっと付いてくる。管理人はトン・コープマン(バッハを中心に、こてこてに装飾音をつけた演奏を行うチェンバロ・オルガン奏者)の大ファンでもあるし、こういう路線は大好き。

 フォルテピアノの録音はシュタインモデルのピアノとは思えない位ピントがボケボケでジルバーマンのフォルテピアノでも録音してんじゃないかといった感じ。チェンバロとクラヴィコードのピッチがA=420Hzの所、フォルテピアノだけ突然A=432hzに切り替わることもあり、演奏ともども聴いてて実に怪しい音場。ぱっと聴いた印象では何か消化不良てきな不満が残らないではないが、同じ怪しさで定評のあるジェフリー・ランカスターの一連のモーツァルトCD(Tall Poppies、ABC Classics)あたりは怪しさで一応超えてるとは思うんですが、いかがでしょか?
 ただ、個人的にはこれをもってしてもチェンバロやクラヴィコードでの演奏のほうが好き。
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細川護煕 楽三十盌展 (2007.11 京都市) | BLOG TOP | たまごかけ吉野家。


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