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永平寺で座禅修行 -1泊2日の「参籠修行」体験。
大本山永平寺(福井県永平寺町) 前々から、永平寺というのは参拝だけでなく「座禅を体験してこそ意味のあるお寺なのだろう」という思いが強くあった。

 最近思うところもあり、心を決めて泊まり込みの修行に行ってみることにした。一泊二日の参籠(さんろう)修行と三泊四日の参禅(さんぜん)修行があるが、参加したのは一泊二日のほう。

 心静かに過ごす一泊二日の体験は想像以上に心がすっきりするものだ。ここまでの人生をいったん見つめ直してみるのに丁度良いのではないか。

 案外気軽に参加できることが分かったので、何年かに一度定期的に参加して人生を考え直してみるのもいいかもしれない。

 参加には1ヶ月以上前の予約が必要。有料で、一泊二食付で8,000円(2007年9月当時)。食事は2食とも精進料理。 「観光気分や興味本位の上山はお断りすることになっています」とネットに注意書されているなど、一定の壁が設けてある。
 ※精進料理に関しては書きたいことが多かったので、別の記事にまとめました。 (→精進料理の記事はこちら

 が、要するにこの条件でも参加する決心がついていれば、修行といっても何ら精神的・身体的に負担を感じるメニューではないので安心して良い。出家などなしに誰でも気軽に修行を体験させてもらえる、と、逆にポジティブに考えたほうが良いのではなかろうか。

 なお、参加の際、宗教や宗派等は特に問われなかったし、一泊二日の修行の場合あらかじめお経を覚えたり経本を持っていったりする必要もない。服装も、動き易ければ私服で全然OKという気軽さ。(管理人の家は曹洞宗ではないし、お経など法事の時位しか接する機会はないが特に問題なかった。座禅・朝のおつとめ等は全て私服で参加する。もちろん座禅や法話など、修行は曹洞宗の考え方を反映したものになる訳だが)。管理人が行った日の参加者数は全部で大体40人位。何だかんだいって曹洞宗の大本山、禅寺ではトップクラスに有名なお寺。参加者は結構多いので修行中も心細くなることはない。その辺も安心である。
*三泊四日の修行のほうは着物・教本の準備が必要らしい。

 一泊二日といっても夕方4時に寺に入り翌朝8時に終了と、時間的拘束も案外負担が少ない。精進料理(→精進料理の記事はこちら)もいただけることだし、泊まる部屋も、申し込み時の人数が少人数でもちゃんと団体ごとに一部屋ずつ広い部屋が割り当てられ、プライバシー的な面も大丈夫。ちょっとした旅館気分でリラックスして過ごせる。みんな気軽に参加してみることを是非”おすすめ!”してみるのである。

 なお、参加方法、修行の内容や詳細なタイムスケジュールは、"katumin"氏(?)のホームページ「禅の里永平寺へようこそ」の中に「体験 参禅・参籠修行の一日(参籠のしおり)」というページがあるので、そちらを参照。

 夜9時就寝、朝は3時台に起床という鬼のような早寝早起きは、実際やってみると結構気持ちいい…かも?



 座禅・精進料理、そして"茶禅一味"とも言われるように茶の湯とも深く関わり、それだけでなく現在の日本文化の精神的支柱と言えるような重要な"禅"の思想。言葉で語り切れないような抽象的な命題を扱うような思想は、頭で理屈をこねくりまわすだけでなく、体でじかに体験することが理解に不可欠ではないかという考えは前々からあった。

 修行内容は「参籠のしおり」のページのとおりで、入浴、夕食、座禅、夜の講話、(就寝)、朝の講話、朝のお勤め(主にお勤めの様子を見学している感じ)、永平寺の見学(解説付き)、朝食という流れ。

 座禅や宿泊などは「吉祥閣」という実質的にビルのような新しい造りの建物を利用する。座禅も新しい建物を利用するのでお寺の雰囲気を楽しむような感じはない。この辺りに「あくまでこの寺は修行のための現役の施設である」という永平寺の気風がかいま見える。座禅の時間は正味20分程度で短すぎると思った位だが、初めての座禅は後半足の痺れに耐えるばかりだったので、その位で良いかもしれない。

 朝の講話は普段入れないような永平寺の奥の部屋で、朝のお勤めは寺院頂上の建物「法堂」で行われ、この辺でお寺の中にいる実感が強くなる。朝4時台、まだ暗いうちからお寺の奥深くでお坊さんの話を聞くのは意外に新鮮ですがすがしい気分。朝のお勤めの最中に空が次第に白んでくるのもまた味わい深い。

 今回の体験を通じて感じたのは、禅というのは坊さんがこねくり回す理論・理屈といったイメージの頭でっかちな思想ではなく、修行というのもお寺など特別な空間だけで行うものではないということ。日常生活そのものが修行の場、誰でもどこででも修行できるという根本的で普遍的な理念だということ。一日一日、一瞬一瞬を大事に精一杯生きることを改めて思い起こさせてくれた。この精神、今後も大切にしていきたい。


(※)管理人が行ったのは9月の話。この秋はいろいろ体験したことが多く、2ヶ月前のことすら書ききれていない有様。書くの遅っ… 
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