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草喰 なかひがし(日本料理) 京都市左京区
草喰 なかひがし こういう「ちょっとした」良店に予約が殺到してしまう事実を目の当たりにするにつけ、京阪神の方には同情を禁じ得ないが、確かに良心的な、なかなか他ではお目にかかれない素敵なセンスのお店。

 一部の本で非常に持ち上げられている「おくどさんで炊いた白いごはん」については、丁寧に炊いてあるものの、それほど持ち上げる必要はないと思う。
 むしろこのお店は、店名にあるとおり、普段なかなか口にすることのない山野の恵みが色々楽しめる所や、まさしく料理の内容そのままのご主人の人柄が第一の魅力ではないか、と思う。

 ちょっと気難しそうに見えるご主人が料理の説明で口を開いた瞬間、ちょっと張り詰めていた店内の空気がいっぺんになごやかに緩んだように感じたのが印象に残っている。ご主人、貴重なパーソナリティーの持ち主とみた。


京都府京都市左京区浄土寺石橋町32-3(銀閣寺の正面の通り)
12:00-13:30 18:00-19:30(※予約必須)
※京都一予約が取りにくいお店との評判は伊達ではなく、毎月1日のみ、その翌月の予約を受け付けるという厳しい制限つき。管理人は6月に行ったのだけど、ということは予約をしたのは5月1日という寸法。朝8時の予約開始と同時に電話してみると案の定話し中。結局10時半になってようやくつながったが、1~2時間で全ての席が埋まってしまうというわけでもなさそうなので、あとは粘りと運次第。"ゴールデンウィークの真っ最中に暇なやつだのう"という突っ込みは置いといて。


 上の写真が最初に出てきた八寸。籠に盛られている。器に入った緑色の丸いものは青梅の煮たもの。葛がかかっている。左の貝類はよく聞こえなかったが見た目といい大きさといいタニシだろうか。始めて食べたが、苦味をほどよく含んだこざっぱりした味。真ん中に乗っている干した魚はサンマの稚魚とのこと。珍しさで八寸の役割は十分果たしているけれども味自体は非常に地味で、そんなにはしゃぐものではない。サンマの下にあるのは鯖寿司で、こちらは見た目も質もきちんとしたもの。

nakahigashi2.jpg お椀は白味噌、ジャガイモの餅のような練り物とアンデスジャガイモのスライスでじゃが芋同士の対比。生麩も入っていたと記憶。

nakahigashi3.jpg 鮎。蓼酢で食べる。6月上旬という時節柄、さっぱりとしておりました。

nakahigashi4.jpg 向付は鯉。やはりさっぱりしている。上に実山椒がたっぷり乗せてあり、付けるほうの塩(水に溶いたもの)の皿にも山椒がたっぷりと。「山椒をたくさん口に含むと、初夏の香りがします」とのご主人の説明どおりに思い切ってたくさん口に入れてみると非常に爽やかな香り。山椒嫌いだった管理人、山椒の本当の魅力をここにきて初めて知らされました。随分後になってからくる痺れたような辛さもまた一興、まさしく中華料理でいう「麻」とはこのことかと。麻痺の麻。

nakahigashi5.jpg 炊合せは竹の子に鰹。上に乗ってるのは山椒の葉の揚げたやつで、今日は山椒づくしとの趣向らしい。写真では隠れて見えないが、皿の後ろのほうに隠れていたイタドリが存外に美味しかった。全く酸っぱくなく、食感が面白い。新しい発見。

nakahigashi6.jpg 鴨肉。なかひがしでは、お昼は5,000円と7,000円(税・サービス料は別)のコースがあるが、この日のコースの主な違いはこの鴨肉が出てくるかどうかだったので結構大きい。他の店で時々口にする鴨と違い、特有の脂臭さが少ない。きっと素性の良い鴨を使われていることだろう。レア気味の焼き加減も個人的には好み。

nakahigashi7.jpg 噂のご飯と目刺し。あくまで丁寧に炊かれたという感じはするけれども、ネットで他にも言われているように、高年齢層を意識しているのか、かなり柔らかめの炊き上がり。たしかに、お店に来ている人は高年齢の方の比率が高い。
 米処に住む人間なら、新米の季節、収穫したて・精米したてのご飯が、炊飯器で炊いてもどれほどの魅力を持っているかお分かりのことと思うが(まさに「銀シャリ」と呼ぶにふさわしい)、そういったレベルにまで比肩するという印象はない。料理を楽しんだ後に安心して食べられるのは確か。

nakahigashi8.jpg デザートはここも抹茶かよ…と思いきや、よもぎ豆腐のアイスで、鮮烈な苦味が印象に残る。大人の味でビシッと締めくくり。
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