2007-06-08
懐石 なか尾(石川県加賀市)
まだ心を強く動かされる料理には出会っていないけれど、店内に清冽な空気が流れていて、通えばきっと美味しい目に遭うだろうと期待させてくれる。「金沢満腹大図鑑[金沢倶楽部]」(web版「net magazine ZAZI」でも本と同様に紹介されている)の"凛とした趣"という表現は実に的確と感じる。最近じわりとその存在がクローズアップされてきている"加賀野菜"も積極的に取り入れているようだ。お店の方の対応も丁寧で柔らかく、外から眺めたときの重厚な印象に反してかなり居心地が良い。限られたスペースを迷路のように区切り、部屋によってそれぞれの景色はかなり異なるようだ。窓から見える庭の景色など、よく工夫されている。素敵なお店・空間という印象だ。
懐石 なか尾
石川県加賀市山代温泉桔梗丘4−29
11:30-14:00 17:30-22:00
定休:月曜(祝日は営業)
※休日など、たまに貸し切りの時もあるみたい。
このお店、お昼は2,000円の弁当というのもあるけれど、せっかくなのでミニ懐石(4,389円[税サ込])をいただいた。中から写真をいくつか。
煮物椀はよもぎのしんじょ。シンプルな姿にセンスを感じます。
焼物:スズキのソテー、加賀太きゅうりのソース。懐石ではあるが、という今風の趣向か。味は悪くない。きゅうりと魚の組み合わせも意外と大丈夫。緑の色彩がよく映える。加賀太きゅうりはおろしてあるので普通のきゅうりとの厳然たる違いは正直ほとんど分からん。とにかくさっぱりしたソースではある。
揚物:車海老と水菜が主体。他の野菜の中には西洋野菜なんかもあり、やはり野菜にはこだわりがありそう。衣にパリッとした感じがやや不足気味?日本料理の揚物は天ぷら専門店の天ぷらとは役割が違うというけれども。火の通り具合はもうすこしレアなほうが個人的には好み。天つゆがなく抹茶塩だけというのももう一味何かあれば…なんて思ってみたり。全体の盛り付けのセンスは何かちょっと格好良い。
デザートの小豆のアイスはほんのりとシャリシャリした食感が混じってちょっと美味しい。※※ 最初に書いた文章が「金沢満腹大図鑑」の紹介文にそっくりだったことに後で気がついた。このため表現を一部手直し、最初の著作者に敬意を表させていただいた。故意にパクったつもりはないが、脳内に文章のイメージが残っていた、ということはあるかもしれない。少なくとも金沢倶楽部の記事がずっと早く本になっていたのは間違いなく、管理人も来店前に目を通したことも確か。偶然の一致で済ますのはあまりにも最初の著作者に失礼。別に金沢倶楽部からクレームがあった訳ではないけれど、直すのは良識の問題でしょう。(2007/7/1)
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