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ピリオド楽器による、ホルスト「惑星」。
ホルスト:組曲「惑星」、セント・ポール組曲
ロイ・グッドマン指揮 ニュー・クイーンズ・ホール・オーケストラ
[CARLTON CLASSICS 30366 00432]
 ピリオド楽器による素直な響きが妙に心地良い佳演。いい演奏で話題性もあっただろうに、日本では意外と紹介されてないみたい。レーベルのせいかしら。

 インマゼールのラヴェルほどではないけれど、弦楽合奏にちょっとひんやりするような、不思議に清涼な空気感がある。ジュピターの例の有名なメロディーは気取ったところがまるでないのが良い。この旋律を俗っぽく歌い崩すのは、よく分からんが本筋から外れているように思う。
 カップリングのセント・ポール組曲も清楚で簡素な佳曲。対位法の扱い方は近代の作曲家ではかなり出色では、という感じ。

 ニュー・クイーンズ・ホール・オーケストラといえば、かなり以前、ノリントンと同じ頃というえらく早い時期に、ピリオド楽器によるワーグナーの録音をリリースしていたのが記憶に残る(1995年録音)。よく見たら「惑星」の録音も96年のものだったりする。もう活動してないのかなーなんて思っていたら、2006年になって、自主制作レーベルでブラームスの交響曲第2番をリリースしたみたい。まだ元気に活動しているのはとてもうれしい。買うのはちょっと手間がかかりそうだけど、何とか入手してみたい感じ。

wagner-nqha.jpgワーグナー:序曲、前奏曲集(リエンツィ序曲、タンホイザー序曲、ローエングリン第1幕の前奏曲、トリスタンとイゾルデ第3幕の前奏曲、ニュルンベルクのマイスタージンガー序曲、パルジファル第3幕の前奏曲と終曲)
バリー・ワーズワース指揮 ニュー・クイーンズ・ホール・オーケストラ
[CARLTON CLASSICS 30366 00982]
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ホルスト「組曲 惑星」vol.1(惑星を世に知らしめた名演)

カラヤン × ウィーンフィルの名盤をはじめ、組曲『惑星』について記事を起しました。読みに来て下さい!

コメント

ここ1週間病の為床にふせていました。無性にクラッシックが聴きたくなり、このページにやってきました。なにか紹介いただけないでしょうか。テーマは「絶望から歓喜」この2極の間があればあるほど望ましく、かつ人によりそのストーリー解釈が洋々であるものがよいです。まったく別の話ですが、将来娘が生まれたら、音楽大学に通わせるつもりです。高校は無難に仁愛になってしまうのかな??

>風の如く水の如く 様
 「絶望から歓喜へ」というテーマだと、皆に分かりやすく作られた曲が多いように思いますので難しいですね。典型例はベートーヴェンの「運命」とか「第九」とかになるでしょうが、様々な解釈を引き起こすような感じではないですしね。ただし、例えばヘルベルト・ケーゲルの指揮する「運命」(Altus)など「何だこの演奏から感じる雰囲気は?演奏者がどのようなことを思いながら演奏していたか?」といった感じがありありで、そういう意味の解釈では非常に深いものがあります。
 同じベートーヴェンの最後のピアノソナタ(第32番)などいかがでしょう?歓喜というのとは少し違いますが、苦悩に満ちた出だしと救済に満ちた解決で、かつ様々な解釈を引き起こす懐の深さは格別です。スヴャトスラフ・リヒテルの録音当たりが入手も容易で演奏も格別です。
 オーケストラだと、マーラーの交響曲第2番「復活」あたりも重厚長大系ではよいのではないでしょうか。マーラーでは私はシニカルか真面目か分からない第7番「夜の歌」のほうが好みですが。第7番の場合、本当に歓喜しているかどうかは意見が分かれる所ですが、いちおう苦悩から歓喜の外見を取っています。歓喜という要素の作り方はブルックナーの交響曲第8番で極大化されていますが、長大なこともあり聴く人を選びます。
 室内楽だと、背景のストーリーが親の立場に向いておらず申し訳ありませんが、シェーンベルク「浄められた夜(浄夜)」あたりは暗から明への転換が印象的な曲です。弦楽六重奏版とオーケストラ版がありますが、私は弦楽六重奏版が好きです。
 また、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲第15番など、前半の苦悩の後に「病より癒えたる者の神への聖なる感謝の歌」と題された、救いに満ちた感じの第3楽章が配置されており、対比の妙が素敵です。
 声楽だと、バッハの「ミサ曲ロ短調」あたりはいかがでしょう。さまざまな解釈はないかもしれませんが、暗から明への対比(キリストの受難→復活)といったテーマはこの種の典型例と思います。
 あと、モーツァルトの「魔笛」なども、音楽的には全体的に明るい仕上がりですが、大きな話の筋自体は勧善懲悪の体をなしていますし、解釈によっては深いと解釈できる余地があるかもしれません。

ご回答ありがとうございます。
ご紹介の中から、ベートーヴェンのピアノソナタに非常に惹かれました。
さっそくamazonで購入してみます。
ちなみにホルストの「惑星」はカラヤンの木星が好きです。
なにが?というとカラヤンだから、カラヤンゆえの、
いや、権威名声すら忘れた作品だから。
と言いつつも、どこまで自分は深堀できたのかさえ
その深さが見えなかった作品だったから

「マーラー:交響曲第2番」買いました。
よくぞここまで、ボクが求めるものを紹介してくれたものだ。
と感慨に浸ってます。ここ4日間、毎日毎晩聞いています。
どんどん聴くうちに深みが増してきて、あと1ヶ月ほどしたら
「復活」に関する評論を調べてみようかと思っています。

またお願いがあるのですが、管理人さんがお勧めする、
『クラッシク』に関する基礎本を教えていただけないでしょうか?
本当に基礎中の基礎。
「学研まんが」レベルでいいです。
ボクは基本中の基本、
とか原理原則が世の中のすべてだと最近考えています。

いつか管理人さんとクラッシックに関して、
多岐にわたりお話をできる関係になりたいと
切に思っています。

お時間ある時で結構です。よろしくお願いします。

>風の如く水の如く 様
 思い描かれているような音楽に出会われたようで、ほっとしました。
 さて、入門書とのことですね。ちょっと前の本ですが、「クラシックを聴け!―お気楽極楽入門書」(許 光俊著、青弓社)という本をおすすめします。軽めの文体と懇切丁寧な聴き方のポイントの解説で入門書としての役割をきちんと果たす一方、思想的には著者の個性が強く出た本で、入門書ではあまり言及されないクラシック音楽の本質に迫るような内容は非常に参考になります。CD購入という狭い枠でなく、音楽を聴くという行為に関して広い意味で実用的な本と感じます。
 あと、これもちょっと前の本ですが「200クラシック用語事典」(立風書房)という本も良いです。抽象的な音楽用語を一つ一つ、コラムやエッセイのような感じで解説しているのですが、解説のアプローチの仕方、センスが最初から最後まで抜群です。Amazonの解説にもありましたが、辞書というより読み物として楽しむ本です。
 「200…」のほうはAmazonで品切れになっていて入手がやや困難ですが、書店の店頭ではまだ見かけることがあります。県立図書館にも置いてあるようですね。若狭の分館の所蔵ですが本館に取り寄せて借りることもできます。
 管理人はJ・S・バッハの曲が大好きなのですが、講談社現代新書の「J・S・バッハ」(礒山 雅著)は管理人がバッハにこだわるきっかけを作った本で、バッハを知るのに今でも最適な本と思います。書店で見かけたら手にとってみても悪くないかもしれません。
 なお、どの本にもおすすめのCDが載っていますが、本が古いのでCD番号は古く、お店での注文にはほとんど役に立ちません。

久しぶりです。Urlは、ユーチューブから、坂本龍一の『戦場のクリスマス』の演奏ですが、2:00頃から、聞こえ始める、「カンー、カンー」という音が、どうしても耳からははなれず気になっています。昔(20年前)NHKのアニメ番組で、玄武やらびゃっこやら、4人の神の物語の主題歌に使われていたテーマソングに使われた楽器のような気がします。よろしければ教えてください。

>風の如く水の如く 様
さあ何でしょう?ワイングラスのサンプリング音で民族楽器めいた音を作り上げてしまう坂本さんですからね。坂本龍一氏に直接聞かないと分からないんじゃないでしょうか?

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