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モーツァルト:ジュピター交響曲のお気に入りCDは結局これだったりする。
 いやー、モーツァルト・イヤーも残り1ヶ月を切りましたねー。モーツァルト/ジュピターのCDでは、今年前半ガーディナーとミンコフスキのCDが出た。どちらも手堅くまとめた印象で、ミンコフスキも、テンポは速めだけど響きは(録音のせいもあってか)やや保守的な印象がして、新鮮な印象は意外になかったというのが正直なところかな。

 ここ数年、ジュピターの録音で個人的にお気に入りなのはこのCD。ちょっと変化球かもしんないけど。
モーツァルト:交響曲第38番「プラハ」、交響曲第41番「ジュピター」(室内楽版:フンメル編)
ロバート・ヒル(fp)、アンサンブル・ロトチェント
[MD+G 605 0858-2]

 フルート1、ヴァイオリン1、チェロ1とフォルテピアノによる室内楽編曲版。ピリオド楽器による風通しの良い編成の、快速なテンポによる、落ち着いた雰囲気ながら気分は妙に晴れやかになる演奏。曲の構造が隅々まで良く見えて楽しい。編曲は、主要な音はかなり拾えているのではないか、楽器四つでよくぞここまでという位なのに、フルートもフォルテピアノも全体から突出せずバランスが取れている。実にいい仕事。多少ピアノのパートが厚めなのも華があっていい感じ。ロバート・ヒルのフォルテピアノは、MAK脱退直後の激しさはないけれど、きっちりいい仕事をしている。4楽章のフーガを、フーガとして落ち着いて楽しめる。併緑の「プラハ」も快速、軽やか、爽やかで聴いていて心地良い。構えずに何回も楽しめる、お気に入りのCD。

 モーツァルト・イヤーは1か月を切ったけれど、CDの世界は実はこれからが面白かったりする。モーツァルト・イヤーの収穫がCDになって本格的に出始めるのはこれから。面白い試みのCD、何か出ないかな。


 ちなみに、オーケストラによる「ジュピター」の演奏ではいまだにこの録音がお気に入り。様式的には最新の流行ではなくなっている演奏。だけどこれは手放せない。
モーツァルト:後期交響曲集(コープマン) モーツァルト:後期交響曲集(第41番「ジュピター」、第35番「ハフナー」、第34番、第38番「プラハ」、第36番「リンツ」、第31番「パリ」)
トン・コープマン指揮、アムステルダム・バロック・オーケストラ
[ERATO(国内盤)WPCS-5530/1]
 6曲とも、91年、東京芸術劇場でのライヴ。ジュピターの冒頭を一聴した途端、とにかく引き込まれる。演奏者が全員ノッているのがありありと分かる。このノリが終楽章まで途切れないのだからたまらない。とにかく、弾く側が楽しそうに弾いていて、こちらもつられてウキウキしてしまう。
 中途半端に昔の演奏なので、モーツァルトなのに通常よりかなり低い音程(バロック・ピッチ[A=415Hz(!)])で演奏してたり、最近ではこの程度の快速さはほかの録音でも聴けたりするのだけど、この全体に満ちる愉悦感はそうそう聴けるものではない。コープマンの他のモーツァルト録音にも見られない、異例中の異例の出来。近年国内盤・輸入盤とも再発してないようだけど、復活が望まれる。ピッチがバロック・ピッチなので再発が難しいのは分かるんですけどねー。
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