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東山文化の茶の湯を資料で学ぶ。 -君台観左右帳記、御物集成-
 茶の湯の歴史を語るとき、今の教科書では足利義政の東山文化の頃に広まった茶の湯が、現在の茶道の師範が行うような茶会とさも同じような形式で行われていたように語られるような印象が強い。

 しかし、今広まっている茶の湯のイメージと、東山文化の中で楽しまれていた茶の湯のイメージは、実際には随分異なるようだ。

「君台観左右帳記、御飾書 -茶の湯の古典[1]」
(村井 康彦 校訂・訳注 世界文化社 s58出版)

 当時の文化・芸術に関するプロデューサー的な役割を果たした足利将軍家の同朋衆、能阿弥・相阿弥の手になる「君台観左右帳記(くんだいかんそうちょうき)」。東山文化の芸術を知る上での決定版として知られる。
 昭和58年出版のこの本は原文・書き下し文・口語訳と全て揃っているうえ、本の中で解説される絵画や工芸品のカラー写真もふんだんに掲載されていて、とても参考になる。ありがたい。

 東山文化の頃は「お茶会」といっても、それは(中国伝来の)絵画や美術品の鑑賞が主目的だった(=お茶を楽しむのはあくまで二の次の話だった)というのはよく書物で見るところ。少なくとも、千利休が大成した「わび茶」のように精神性を重んずる向きはまだあまり表面化していないようだ。

 こういう時代の茶の湯を知る場合、千利休のわび茶を基礎とした現代の茶の湯のイメージはかえって邪魔になる場合が多い。伝統の手垢にまみれていない当時の生のメッセージにふれると、当時の空気感がやはりよく分かる(ような気がする…)。

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人のつながりって、やっぱり大切。
 シュールストレミングを食べる会に参加して、改めて人とのつながりの大切さに、個人的に思い至るところがあった。

 そういえば昨年11月、前回の6月に引き続きブログ「たつやの感性見聞録」のたつや氏主催のそば会に誘われて出て行ったときもそうだった。とても和やかな集まりなので今さらこうしてブログで騒ぎ立てることは避けたいけれど、そばの「早刈り」といった農業技術・栽培技術的な知識の解説など、一人では触れる機会がないであろう収穫もいただいた。

 呼ばれたことにはちゃんと感謝はしているし、もちろん楽しんだ。その一言をあたらめて書きたくなったので、遅ればせながらこうやってひっそりと記録に残しておくこととする。
鮨 八や (石川県金沢市)
hachiya.jpg いいお店だわ。夜しかやっていないのでお勘定そのものは高めになるが、このお店、サイズがやや小ぶりに設定されたお鮨で、20種以上のタネを一晩で味わうことができる。酢飯はきちんと口の中でバラけるし、タネにもきちんと仕事が入っていて、経済的な満足度は非常に高い。

 色々なお寿司やさんを回るのも楽しいが、こういうお店に腰を据えてじっくり通ってみるのもまた楽しいと思う。ここはそういう価値が十分にあるお店と思う。もちろん、福井からわざわざ行く価値も大いに有り。

 ちなみに管理人が行ったのは今年の2月。おまかせで頼んで一通りで18個位。更に3個追加で9,500円。一つ一つのサイズが小ぶりなので、これだけの数になってもお腹が苦しくて動けないとかそういう心配は一切ない。

 なお、このお店は、ブログ「たつやの感性見聞録」のたつや氏主催のそば会に11月に参加したその席で、こちらのブログにもコメントを頂いているガッツ氏に教えてもらったもの。ガッツさんありがとうございました!なるほど凄いお店です。

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明治ブルガリアヨーグルトLB81「そのままで」
 うん、コンセプトは大好き。砂糖や人口甘味料なしでそのまま食べられますよー!やさしい口当たりですよー!ってね。一度は夢想するところ。

 味のほうが理念に追いつくのはまだまだ遠い、か…。長い道のりが必要なようだ。
 時代を先取りしまくったトンガリっぷり、嫌いじゃないねえ。今ならそこかしこのスーパーに並んでいる。多分、イ、マ、ノ、ウ、チ。

メトロイドプライム3 -終了。
 メトロイドプライム3、ようやくクリア。恒例のごとくアイテム回収率によってエンディングにおまけが付くので、アイテム回収率も100%まで持っていった。

 無理してベテランモードで通したら、やっぱりきつかったぁ~。最後は恒例のごとく、やられて覚えながらようやく体力ギリギリでクリアって感じ。

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光悦作「時雨」「乙御前」、国宝「卯花墻」 -茶人のまなざし 森川如春庵の世界(名古屋市博物館)
 ごめん。想像以上にすごかった…。

 メインの本阿弥光悦作の黒楽茶碗「時雨」、赤楽茶碗「乙御前」、どちらも非常に個性的でやっぱり良い。時雨は黒楽のくせにやたら薄作りで割と端正なのが渋いし、乙御前の自由な形は写真を見ただけでも言わずもがなで、あれを実際に立体で見られるのはやはり良い。

 ネットでの噂どおり、国宝の志野茶碗「卯花墻」もちゃんと展示されてたよ。この茶碗も確かに良い。志野らしいポテっとした肌、自己主張がないのに存在感ある模様。適度なゆがみ具合。そして、これらに付随して大概裏返しで発生するはずの粗野な下品さがほとんど見受けられない。志野随一の名碗と言われるのも確かに納得。

 どうも並んでいる作品群から受ける雰囲気が只事でないと思ったら、そりゃそうだ。「寸松庵色紙(伝 紀貫之筆)」だの「石山切」だの桃山期の鼠志野の皿だの織部だの、普通の展覧会だったらそれ1つで展覧会のメインになりそうな品々がゴロンゴロンしている。会場の広さも本気度満載。入る前は入場料が1,200円はちょっと高いかなーという印象があったが、会場に足を踏み入れてものの数分で、図録(2000円超の豪華版)の購入まで即座に決定。結局、音声ガイド(500円)も装備して、たっぷり2時間かけて隅々まで楽しんだ。

 数々語られる個人のエピソードもえらく破天荒で面白い。何なんだ、この森川如春庵という人は。

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御廊下橋と福井城の桜 (福井城天守閣跡)
御廊下橋(福井県庁わき) 今日は福井駅前に出かけたついでに、福井県庁のお堀に最近完成した新スポット、福井城の「御廊下橋(おろうかばし)」を、県庁の桜ともども見に行ってきた。

 橋の上全体をトンネルのように建築物が覆う、確かにあまり見ない形態の珍しい橋。

 まだ周囲から若干浮いた感じが否めないが、いずれ馴染んでいくんだろう。中に入ると真新しい木の香りがする。古いものを有難がるのも大事だが、新しいものを素直に楽しむのも賢い楽しみ方と思う。

 ところで、お堀の中にデーンと県庁のビルが建っているのが有名な福井県庁だが、実は、福井城の天守閣跡は県庁のビルの下に埋もれず、きちんと保存されているのをご存知だろうか?

 場所はお堀の内側、北西の角あたり。公園のように散策までできる。管理人、数年前まで長らく知らなかったよ。一応生まれも育ちも福井県です…。

 お堀の桜はもう十分に見頃。桜は今日の時点でもう八~九分位咲いてるかな。.

 登り口からお堀の上に登ると、上から下まで視界全体が桜でいっぱい。分かってはいてもやはり少し感慨を覚える。

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おや…今年の名古屋は文化財集中の年か
 今日なんとなくネットを見ていたら、どうやら今、名古屋市博物館に東京・三井記念美術館蔵の国宝の志野茶碗「卯花墻」がやってきている模様。美術館でなく博物館というあたり、ちょっと死角になりがちと思われる展覧会。4月13日(日)までの模様。行ってみようかと思っているところ。

 なお、この機会に見逃しても、10月・11月に同じような展覧会が東京の三井記念美術館でも開催される模様(東京の展示品の詳細は不明)。後になってこの記事を見て残念な思いをした人も、無理すれば何とかならないことはない。名古屋市博物館は行ったことがないが三井記念美術館は暗いディスプレイで、よくある美術館とは異なる雰囲気の展示になるのが常なので、双方の会場で違った表情を楽しむというのも一興かも。

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