2008-02-05
精米歩合21%! 限定品 「梵 "超吟"用無濾過生原酒」
贅の限りを尽くした高い精米歩合の高級大吟醸酒を更に低温で5年間熟成した、知る人ぞ知る大吟醸酒の先進地、福井県が誇る皇室献上酒 「梵 超吟」。福井県鯖江市の蔵のお酒。滅多な機会でもないと口にできるものでないが、繊細かつ高貴で落ち着いた香りに、意外にふくらみのあるコシの強いお米の素直な味わいが「あ…直球勝負で旨いわ…」と感じさせる、文句なしの日本酒。
今回入手したお酒は、この「超吟」用のお酒を5年寝かせる前の新しい状態で、しかも無ろ過生原酒の状態で楽しんでしまおうという面白い趣向。精米歩合を見ると、何と21%(二割一分)の表記!要するにお米の79%は不要なものとして取り除いて酒を造るわけで、きれいなお酒をつくる為とはいえ、何と贅沢な。
限定品ということで、購入できる店舗はかなり限られる模様。管理人は、福井市下馬の「酒のタケウチ」さんで購入。180mlから量り売りで購入可能と、比較的リーズナブルに入手できるのが良い。180mlで1,103円+瓶代63円也。購入量が多くなるにつれ多少割安になる。
実はこの超吟、管理人の記憶では2〜3年前に販売されていたときの生原酒は精米歩合28%(5年寝かせた後の「超吟」としての出荷時は30%)だったはず。梵のホームページを見たら、5年寝かせた「超吟」ももう21%で紹介されてるし。今回の21%、明らかに山口県の「獺祭 磨き二割三分(精米歩合23%)」越えを意識してるな。
…って、梵のトップページを見たら「精米歩合11%」だとぉ〜?誤植かと思ったら、蔵元日記帳のページにも「11%」って書いてあって間違いねえよ。明らかに茨城県「来福」の精米歩合11%(ネットで知る限りの恐らく最高記録)を意識してやがるな。実際に完成までこぎつけたようだが、11%のやつはまだ非売品扱いの模様。味に納得いくまでは販売しないってか。つくづくこの蔵は…
›› 続きを読む
2007-12-31
年末、おちついたひととき。
さーて、懸案だった年賀状も書き終り、落ち着いて過ごす年末のひととき。今年はゆっくりお酒でも楽しみながら年を越す平和な年末年始。ありがたい。
今日のお酒は、おとなりの石川県加賀市、山中のお酒「獅子の里 純米大吟醸 播州愛山」。幻の酒米「愛山」使用。年末だし、ここはひとつ大吟醸ということで。最近入手した朱泥のような紫泥のような栗皮釉のような落ち着いた茶色の徳利に、お気に入りの信楽の盃で。
この蔵のポリシーどおり、呑みやすい、食事に合いそうなやさしいきれいな印象のお酒。繊細だが、それだけに終わらないやさしい存在感を感じる。世評どおりこの蔵、年を追うごとに年々腕が上がってきているような気がする。このお酒は大吟醸ということもあるしお燗には正直不向きで、そういう意味では食中酒としては使いどころに迷うところもあるけれど、この蔵なら将来きっとお燗してもうまい大吟醸とか、そういう新しい境地を楽しませてくれるような気がする。
「刈穂 山廃純米 超辛口」
年末年始用に用意したもう1本のお酒。秋田県の蔵。先程の獅子の里と対照的な味の濃い純米酒。豊かな香りにコクのある味わい。こちらは燗でもひやでも文句なしに旨い。日本酒度+12(=超辛口の意)というスペック上の数字は全く気にしなくて良い。純米酒にもありがちな安っぽい辛さではない。4合1,310円のお手頃価格とは思えぬ収穫。純米酒としては上限付近の価格ではあるものの、下手な純米吟醸や大吟醸より品格がある。いい銘柄覚えました。
›› 続きを読む
今日のお酒は、おとなりの石川県加賀市、山中のお酒「獅子の里 純米大吟醸 播州愛山」。幻の酒米「愛山」使用。年末だし、ここはひとつ大吟醸ということで。最近入手した朱泥のような紫泥のような栗皮釉のような落ち着いた茶色の徳利に、お気に入りの信楽の盃で。この蔵のポリシーどおり、呑みやすい、食事に合いそうなやさしいきれいな印象のお酒。繊細だが、それだけに終わらないやさしい存在感を感じる。世評どおりこの蔵、年を追うごとに年々腕が上がってきているような気がする。このお酒は大吟醸ということもあるしお燗には正直不向きで、そういう意味では食中酒としては使いどころに迷うところもあるけれど、この蔵なら将来きっとお燗してもうまい大吟醸とか、そういう新しい境地を楽しませてくれるような気がする。
「刈穂 山廃純米 超辛口」年末年始用に用意したもう1本のお酒。秋田県の蔵。先程の獅子の里と対照的な味の濃い純米酒。豊かな香りにコクのある味わい。こちらは燗でもひやでも文句なしに旨い。日本酒度+12(=超辛口の意)というスペック上の数字は全く気にしなくて良い。純米酒にもありがちな安っぽい辛さではない。4合1,310円のお手頃価格とは思えぬ収穫。純米酒としては上限付近の価格ではあるものの、下手な純米吟醸や大吟醸より品格がある。いい銘柄覚えました。
›› 続きを読む
2007-07-26
花垣の貴醸酒!「花垣の隠し酒」。
花垣 貴醸酒古酒「花垣の隠し酒」まえまえからその存在が気になっていた花垣の貴醸酒。今年のバレンタインの時期に、リカーワールド華でチョコとセットで限定販売のアナウンスがあったときは「ようやく出てきたか!」とちょっとした感慨をひそかに心で噛み締めてみたり。
不覚にもバレンタインのときには予約し損ねてしまったが、有難いことに再販売されていた。今回も、リカーワールド華の各店での限定販売だったみたい。
管理人が何でそんな感慨をいだいたのかは後回しにするとして、まずはお酒を飲んだ印象から。
とにかく、「ただ甘いだけじゃなく、いろんな味を楽しんでもらおう!」という複雑な味わいのお酒。精米歩合を67%と押さえ気味にした所からもそのような姿勢が伺える。
名前にも古酒と付いているとおり、味わいには本格的な古酒の香りと重みが感じられ、やわらかい飲み口。が、見た目の濃厚な色に比べると古酒っぽさはそこそこにとどめてある感じで、古酒ならではの雑味成分と、貴酒酒ならではのくっきりとした甘み(ちなみに、日本酒度は−50です。)がバランスよくどちらも楽しめるような印象。加えて、花垣の酒らしい、強い味が舌の表面をスーッと通り抜けるようなボディあるお酒の感覚も健在である。
醸造年度は13BY、2001年度の醸造で、奇しくも先日口にした大七の貴醸酒と同じ。双方のお酒は、とても同じ年数熟成したものとは思えない。その位全く方向性が違うのが面白い。
必要最小限の本質的な甘み・旨み以外の雑味をひたすら削った大七と、逆に雑味成分をうまく利用した花垣。外見こそ違え、双方に共通しているのは、どちらのお酒からも、その蔵がいつも扱っている、いわゆる通常の本格的な日本酒の特徴が割と前面に押し出されていること。
元々貴醸酒というのがそういう特性のお酒なのかもしれないが、何だか「これからの貴醸酒には、もっと本格的な日本酒らしい魅力が必要だ!」なんて杜氏さんが思いながら造られたのではという気がして、なんだか拍手を贈りたくなる気もしてくる。
›› 続きを読む
2007-07-25
フォルスター・マリーエンガルテン アウスレーゼ・トロッケン(ワイン・白・ドイツ)
ライヒスラート・フォン・ブール フォルスター・マリーエンガルテンリースリング アウスレーゼ・トロッケン 2002
ドイツ南西部、プファルツ地方、ライヒスラート・フォン・ブール醸造所のドイツワイン。フォルスト村、マリーエンガルテン(マリアの庭)という素敵な名前の畑で取れたリースリング種のワイン。福井市のヤスブン四ツ居店で購入。2,880円。
逐一説明しないと分からないような長〜い名前は「ドイツワインもちょっと興味あるなぁ」と親しもうとする人間に、非常に高い壁となって立ちはだかる。一度慣れると意外と大丈夫だったりもするものだけど。ラベルも地味でなかなか印象に残らないし。
でも、そこは白ワイン王国のドイツ、白ワインではフランスのものでもちょっと味わえないような深い世界もやっぱり追求されてるみたい。
例えばこんなのがあったよ!という面白いものを見つけた。興味があったらドイツワインの世界をのぞいてみるのも楽しいかもしれない。
›› 続きを読む
2007-07-10
大七 「生もと 貴醸酒」

大七は貴醸酒もすごかった。通常の大七のお酒の良いところが生きた深みのある味と香りは、甘さだけの魅力にとどまらない大人の味わい。後口が、これまでの他の貴醸酒にないすっきりとした感じ。お酒として本気で相手にするだけの価値があります。
2001年醸造とありますが、香り、味とも古さはほとんど感じません。2〜3年低温で寝かせた高級なお酒という雰囲気。お米の品種や精米歩合は書いてませんが、原型扁平精米で60とか、かなり磨いたお米を使っているんではないかな?(あくまで管理人の推測)。かなりきれいな口当たり。
今まで貴醸酒といったら珍しさ半分、本気で飲めるお酒かと聞かれたらちょっと疑問符をつけざるを得ない感じだったのに…。貴醸酒の世界も、ここにきてようやく商品として勝負できるだけのものに成長しつつあるみたい。日本酒の世界がまた拡がった。
数量限定、蔵での通信販売でしか入手できず、オンラインショップでもう売ってないのが惜しい。ちょっと値が張るけれどもう一本飲んでみたかった。来年もぜひ販売してください!!…と願う。
[参考]大七酒造(福島県二本松市)のホームページ(※ショッピングコーナーではもう貴醸酒は販売されていません。)
2007-06-30
「神亀」 純米酒
器が変われば新たなお酒との出会いがある。今まではやや辛く感じたお酒だが、先日購入した新しいぐい呑みで美味しさを発見したお酒の中では出色のもの。お米の豊かな旨みを集めた、味のあるお酒。力強いが、むしろお米の繊細な風味の集合体で、雑な感じがしないのが印象的。巷の評判どおり燗上がりするお酒で、お燗すると一層きれいでバランスのとれた印象になる。
全国に先駆けて日本酒への醸造アルコール添加を廃し、作る酒を全て純米酒に切り替えた神亀酒造の功績は計り知れない。昭和62年のことだそうである。本でみた情報によれば、全量純米に切替えた当時は全く売れなかったのだそうだ。日本酒の「質」が本気で問われはじめたのは、そんなに昔ではないのである。
神亀、福井ではほとんど見かけないのだけれど、ちょっと前に大野市の一酔館 高田酒店さんの店頭で見かけたことがありますよ。管理人は県外のデパートで購入しましたけど。
このブログのQRコード
